今日は母の日だけど
特に行事があるわけでもないから・・・と
友人と映画を見に行きました。
実は突然決めたんではなくて、随分前から約束はしてあったのですが・・・・。
原作は井上荒野の短編小説「帰れない猫」で
『愛してる、愛してない』と言うタイトルの韓国映画です。
最初の場面からどうもこれは・・・・的な雰囲気は有りました。
走行する車の中、何気ない会話を交わす二人。
これが延々何分も続くのです。
ウッ!まずいなあ、イライラして来たぞ。
その会話の中で妻が淡々と
「私、家を出るわ・・・」
結婚5年を迎えた夫婦に突然訪れた別れの日。
好きな男の為に家を出て行く日になっても、一言も言わずに荷造りを手伝い、優しい態度で接する夫に次第にいら立ちを募らせていく妻。
「どうして怒らないの?」
「怒っても何も変わらない。」
外は強い雨が降り続く、夫が最後の食事にレストラン
を予約したけど出るに出られないし、気分もいま一つのらない・・・・。
近づく別れに対する不安と緊張が生まれていた。
そんな中、1匹の子猫が迷い込み、
保護する夫は手を噛まれ、妻がやさしく手当てする・・・・。
そんな様子がスローモーション、或いはストップモーションのように続いて行く。
たった1日の出来事と、登場するのは夫婦と隣家の歯科医夫妻と子猫
監督や脚本家にはすごくこだわりがあってこの映画が出来たってことは分るんですが、生来せっかちで癇癪持ちの私には拷問のような1時間45分でした。
最後シーンでサラダを作るために玉ねぎを切る夫が
しみる目を洗うふりして洗面所で泣くところ、
抑えていた思いが溢れだす瞬間です。
妻がどこからか姿を現した子猫に向かい
「ケンチャナ、何とかうまく行くよね」とつぶやくところが
この映画の一番だったと思いますね。
今までの平和な暮らしが戻って来るわよね。
期待はずれの感は有ったけど
思い返してみるとストーリーは悪くなかったなと・・・。
今日は母の日、
息子夫婦がケーキを買ってきてくれました。
背の高いショートケーキ、中には大粒なイチゴが丸ごと入っていました。
クリームは甘さ控えめでとっても美味しかったです。
私の好物ビック3は
ケーキ、餃子、お寿司・・・・・。
他の2選手は来てなかったなあ。