今朝の情報番組で
韓国で一番好きな監督、鬼才キム・ギドクさんが
ベネツィア映画祭で最新作『ピエタ」で初の金獅子賞受賞のニュースを聞いた。
しかも韓国映画史上初の快挙である。
過去に幾つもの映画賞を取っているけど
まさに今回は最高賞の受賞で
笑顔で壇上に向かわれたそうだ。
彼は独特の世界観で作品を撮っているので
変人だの奇人だのと云われる事も多い。
ガイドさんは彼の映画は頭が痛くなると言ってたけど
私はこの難解さ、あり得ない設定、不可解な状況と言うのが
なんとも心地いい。
前回作の『アリラン』はさすがに劇場に足が向かなかったけど
TUTAYAに出たら借りてみるかも。
観た後はどよ~んと頭の中が暗くなり
心臓の鼓動も激しくなる・・・・。
なのに、中毒と云うのは恐ろしいもので
直ぐに次の映画に期待してしまう。
主演のチョ・ミンスという女優さんは私のおおざっぱな資料には入っていないので
どんな人なのか、どんなストーリーなのか早く観たい。
彼女が主演でなく出ていた映画があれば
ああ、この人なのかと思うだろうか?
そこいらのラブコメ路線が主流の俳優さんや女優さんには
彼から仕事の依頼は来ないと思う。
多分監督が一番好きな俳優さんはチョ・ジェヒョンさん。
キム・ギドク監督作品にも何本も主演しているけど
『清風明月」や『韓半島』など他の監督の映画でも
素晴らしい演技を見せてくれる。
韓国人にしては背が低く美男ではないけれど
とても素敵なおじさまです。
と云っても私よりず~っとお若いけれど。
ああ~
早く観たい。