珍しい事に、ララポート磐田のTOHO はほとんだ満席に近かった。
水曜日でもあるし女性ばかり・・・・。
蜷川マジック
斬新で煌びやかなカラーであふれかえる映像は流石だと思う。
内容もすごくよかったし、
エリカ様も本当に美しいからつい引き込まれてしまうところは有るんだけど
どうもあまり・・・・
う~~んと唸ってしまうなあ。
一緒に行った嫁も終わった後「疲れたね」と言っていた。
確かに疲れた。
全身整形美容でトップモデルの座を手にしたヒロインりりこが頂点から転げ落ちる過程を美しい体と傲慢な態度があまりにもはまりすぎる沢尻エリカが演じている。
欲しい物はすべて手に入れたが、指の間からこぼれる砂のようにそれらが去っていく。
焦りと恐怖から身の周りの人間に陰湿な仕打ちを繰り返し、
やがては精神に異常をきたすまでに・・・
外見を変えれば女は変わる。
世間の女を見る目が変わるからこそ、女は自信を持ち高慢になり残酷にもなりうる。
彼女は妹にこう言った。
「強くなりなさい。強くなるには美しくならないと・・・」
作者はそのような事を言いたかったのかな?
はっきり言って、負け惜しみだけど
大切なのは強さではなく、優しさや思いやりだと思うけど・・・。
ストーリー はよかった。
だけど、演出が違えばもっといい映画になったと思う。
トップモデルりりこに夢中になる女子高生が
うるさいうるさい
うるさい
あらゆる場面で彼女たちは嬌声を発し
社会の秩序を無視して横柄に興ずるさまは
観ていて腹立たしい。
あれは要らない
蜷川さんを絶賛する人も多いと思うけど
私は、自己主張が強すぎないか?と言いたい。