祝日にツアーで高尾山へ行こうなんて馬鹿を言ったのは誰だ
私が大人しくて嫌だって言えないのを知ってて
浜松インターを6:45に出て、向こうへ着いたのが12時すこし前だったかな?
富士から山梨へ出て河口湖、相模湖付近を通過したらしいが眠ってたみたい。
なんとまあ、高尾山口駅には人、ひと、ヒト、人の波・・・
初詣か花火の時にしか見ないような人ごみ・・・。
そう言えば、5月の浜松まつりもそうだったよね
「私は歩かないから、ケーブルで行くよ」と宣言してあった。
しかし、『ケーブルの待ち時間が80分、リフトが70分位になります』って言うアナウンス。
「待っている間に上まで行けるから歩こうよ」
友の誘惑に勝てるはずもなく、不承不承歩き始めた。
何とか行かれるかなと思い、登る人、下る人が入り乱れる細い道を歩いて行くうちに
汗は出てくるし、息も荒くなる・・・。
ふと見上げればカーブの先にエスカレーターが設置されているんじゃないかと錯覚するほど
人の波がスムーズに上へ上へと流れているじゃないですか。
その勾配を見ただけで私の脚は意志に逆らいストップした
「下で待ってるから二人で行ってきて」
ツアーの添乗員さんから貰ったケーブルのチケットを若いカップルに譲り、
コーラを紙コップで飲んでやっと一息ついた。
ちょうど、八王子市のチェロ奏者がコンサートをしていたので
しばしその音色に聴き入っていると、
「どこにいる? もう降りて来たよ」と友から携帯に・・・。
「随分早かったね、頑張ったじゃん。」と私。
「云わないでくれる? 展望台の所まで行って、もう駄目だと思い
景色も見ないで即ケーブルで戻ってきたよ。」と・・・。
口ほどにも無い奴らだ
最低でも展望台の先の薬王院まで行くと言ってたではないか
「地図と実際の坂とは違うんだもん」
言い訳は結構、あんた達も私と同じ敗北者だと認めなさい。
私は昔から山になんか登るの大っキライだった。