レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想 ~静岡市美術館~
「モナ・リザ」と言えばレオナルド・ダ・ヴィンチ
一番人気があり、模写も一番多いとは聞いていましたが、
かくも色々な顔や表情の違う「モナ・リザ」が存在したとは・・・。
製作時期も作者も違うし、油彩、エッヂング、素描と種類もいろいろ。
背景も違いますね。 (ワイルワースのモナ・リザ)
こちら何ともマッチョな男性の様なリーサさん
(通称 サライ)
他にもたくさんの模写がありました。
勿論、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品も有りましたが、
例の有名なモナリザのほほ笑みは見られませんでした。
彼の弟子やら工房の作家たちの作品が80点、
見ごたえのある展覧会でした。
星野富弘 花の詩画展 ~駿府博物館~
新任教師となってわずか二ヶ月後、クラブ活動の指導中に
頸髄を損傷し手足の自由を奪われ、9ヶ月の入院生活を余儀なくされた。
自暴自棄になった事も有ったでしょうと思いますが、
口に絵筆をくわえ、最初は一本の線から
次々と繊細な細い線、鮮やかな色使いのこの素晴らしい花の絵を描くに至るまで、
どれほど努力され、忍耐されたかと思うと胸が詰まります。
大学まではスポーツ一筋で絵を描いた事など無かったそうですが
見事な水彩画です。
お母さまや奥さまにいっぱいの感謝を
生きる事の苦しみや喜びを率直に綴った詩が心に響きます。
両手が自由に動かせてもなかなかこんなに美しい絵は画けるものではありません。
以前購入して本棚に入れっぱなしの本を
もう一度ゆっくり読んでみよう