袋井へ行く時、帰りにララポート磐田のTOHOへ寄る事がよくある。
いついだったか、上映中に場内アナウンスで
『ただ今の火災報知機は誤作動でした。ご心配をおかけして申し訳ありません』
そう言われてもこっちは何も知らなかったんだから
かえってビックリするするでしょ
映画終了後、それぞれのエントランスの所でスタッフの方が
客の一人一人に無料鑑賞券を渡してくれました。
まあそれはこの際、関係ない事ですが、そのチケットで
『一命』を見て来ました。
オープニングから 今後起こりうる恐怖を暗示するかのような
おどろおどろしい音楽と、暗いスクリーン
最初はまいったな、失敗したかな?と思いましたが
実に素晴らしい映画でした。
元広島、福島家家臣津雲半次郎が井伊家の上屋敷に訪れ、
切腹をしたいので庭先を貸してほしいと願う
どうせ流行りの狂言切腹でお金をせびりに来たと決めつける家臣たち
かつての狂言切腹にまつわる話を聞かせる井伊家家老
『さて、それでも切腹するつもりか?』 と・・・。
すると、この浪人がどんな経緯でこの屋敷に来たか、
驚くべき真実を語り始める
これから先は言えません
『この映画の結末は誰にも言ってはなりません』って
フレーズが何処かにあったような・・・
胸をえぐられるような切なさに
何度も涙でスクリーンがにじんで見えました。
悲しい映画です