名古屋は予想ほど暑くなかった
伏見の駅で地下鉄を降り、
歩く事約10分弱。
緑の木々に囲まれた白川公園の一角に
名古屋市美術館はある
沢山の油彩画が観られると
心躍らせて会場に入ると・・・・
あらぁ~
版画ばかりで油絵は僅かに7点
正直言って裏切られた感じ
予備知識も無く出かけた私も馬鹿だけど
エングレーヴィング
初めて聞く言葉で
エッチング、ドライポイントとどう違うのか
素人目にはさっぱり解らない
なにせ
絵画展へ行っても
この類の作品の前を早歩きしていたので
帰って早速ウキペディアを見ると
銅板に特殊な彫刻刀で線刻し
掘られた凹の部分にインクを入れて
プレス機で紙に刷りあげる
極めて単純な手法ではあるが
髪の毛の1本の何分の1の細さから
あらゆる太さの線まで
表現するには
かなりの熟練を要する作業
ウ~ン なるほど・・・
そうと知っていたらもっとよく見たのに
線だけで光と闇の部分を
巧みに白と黒とに分ける
光の魔術師レンブラントならではの
圧倒的な表現力だ
青い空、緑の木々
緑のベレー帽
柔らかい女性の肌の色
キリストを囲む眩いほどの光・・・
版画の世界には
目に見えない色が有るんだと知る
でもでも
色彩豊かな油彩をいっぱい観たかった
名古屋は独特の文化(?)を持っているけど
美術館に乳幼児を連れて来ているのは
初めて見た
しかも3組もいたの
赤ちゃんは眠ってくれたらいいけど
退屈しちゃうのよね