愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」を観た。

 

三谷幸喜さんが書き下ろした、若き日のシャーロック・ホームズをめぐるお話だ。

 

 

冒頭、シャーロック・ホームズ、ワトソン、シャーロック・ホームズの兄の人物像が文字情報で紹介される。そこから本編に入るのだが、冒頭の情報と本編のリンク具合がおしゃれで小粋。かっこいい演出だと思う。冒頭の情報があるとないとではだいぶ印象が違うはず。ぜひ、遅刻せずに着席してほしい。

 

ホームズと兄の関係、ホームズとワトソンの関係、ワトソンと妻(ミセス・ワトソン)の関係。愛と哀しみという言葉に見事に集約されていると思うデス。様々な感情が渦巻く人間関係が事件とカードゲームの心理戦と相まって、ハラハラドキドキを増幅させる。かと思いきや、佐藤二朗さんが演じるワトソンの可笑し気な挙動、広瀬アリス演じるヴァイオレットの一人芝居。髄所に笑いもちりばめられている。一瞬たりとも目が離せない舞台だ。ミセス・ワトソンを演じる八木亜希子さんの綺麗な話し方が、クラシックなドレスとの相乗効果でとても素敵。

 

☆☆☆☆☆

 

身近な存在に見下されるのって、とてもキツい。何としても距離をおくのが得策だ。

 

 

 

 

 

 

 

人間失格 太宰治と3人の女たち」を観た。

 

 

あ~、蜷川実花さんの映画だな~、と思った。使われている色が多く、花が降る・・・。

けど、ワタクシは、このストーリーならもっと色を抑えてある方が好ましい。

太宰治の人生が激しく痛々しいのに、映像も、音楽も豪華で、脳がぐったりしてしまう。食傷気味。

 

沢尻エリカ演じる愛人、静子が源氏物語の朧月夜みたいでいいと思う。重すぎず(あ、十分重いか、、、)奔放で野心家。

でも、一番印象的だったのは、妻の美知子を演じる宮沢りえが愛人によって綺麗に掃除された我が家で、子供たちと一緒にインクにまみれて真っ黒になるシーン、太宰の死後、雨戸をあけて洗濯ものを干すシーンだ。洗濯のシーンは色があってとてもよかった。

 

とは言え、鑑賞後にぐったりしてしまうので☆☆

(★3つでもいい気がするけど、ここはあえて厳しめに。。。)

 

そういえば、太宰治の作品は「走れメロス」しか内容を知らない。「走れメロス」にしても、読んだわけではなくアニメか演劇かで観てあらすじを知っているだけ。有名な小説家なのに、その作品を読んだことがないワタクシ、、、、低俗なのだろうか。。。

 

今日も嫌がらせ弁当」を観た。

 

反抗期真っ盛り、高校生の娘とその母親のお弁当を通した攻防戦。

というか、会話をしない反抗期の娘に、嫌がらせとして一方的にキャラ弁をつくる母親。

普通じゃないキャラ弁の抜群のセンスに笑い、お昼の時間になると「どんな顔して娘はお弁当を食べるのか?」とほくそ笑む母親の姿に、思わず泣いてしまった

笑ったり、泣いたり。表情筋が活性化する映画だった。

 

ワタクシも小学生の頃から現在に至るまで絶賛反抗期。

母親とはいまだに必要最低限の会話しかしないが、大学に進学するまでは毎朝毎晩美味しいごはんを作ってくれた。いつだっておかずは3つ以上あったし、出来合いのものはほとんどなくて、ラーメンやうどんの時でさえ、きっちりとおかずがつくし、スープの中には具がいっぱい。

大学に進学し、一人暮らしが始まって自炊をすると、ご飯の用意がいかに大変か、おかずを3つも作ることがいかに神業かを思い知った。母親が作るご飯のおかげで、ワタシの家族はみんな太ることもなく、大きな病気をすることもない健康家族。それがどんなにありがたいことか・・・。

 

映画の中の母娘の関係が、とても他人事とは思えなくて、感情移入度MAX。

映画館で観てよかったと思う。

 

☆☆☆☆

世田谷パブリックシアターにて「キネマと恋人」を観た。

2016年の初演時に観て、それ以来、ワタクシの中では常にBEST3の座を堅持するほどのお気に入りの舞台だから、今回の再演を知った時にはすごくうれしかったし、チケットが取れた時は本当に安堵した。

 

2回目の観劇となる今回も、新鮮な気分で観ることができた。緻密に計算されつくされた演技や演出の素晴らしさに引き込まれた。客席で椅子に座って観ているのだが、舞台と同化しているような異次元に立っているような不思議な感覚。

そして、舞台の上の主人公「ハルコさん」が映画に救われるように、ワタクシもこの「キネマと恋人」に救われる気持ち。ハルコさんのチャーミングは本当に素晴らしい。初演時からすっかり緒川たまきさんのとりこ。

 

素敵な「何か」は人にパワーをくれるし、シェルターになって疲れた心や体を癒してくれる。ありがたい。

 

☆☆☆☆☆

ブルーノートに行った。

今日のアーティストはTHE HOT SARDINES。

 

 2016年9月にブルーノートで観て以来、大好きになったジャズグループだ。

紅一点のヴォーカル、ミズ・エリザベスがチャーミングで大好き。このグループが魅せるパフォーマンスは音楽にとどまらず、より進化した何か。

ステージ上のプレイヤー全員が、表情豊かで素晴らしい。しかも、MCの英語もとても聞きやすいので、英語が苦手なワタクシも十分に理解できる。隈なく楽しめて、本当に充実した素晴らしいSHOWだ。

 

タップ・ダンサーの存在もユニークで、目が離せない。超絶技巧とセクシーな表情は必見。ラッキーなことに、今回は、ステージに近い席に座ることができたので、その躍動感を至近距離で堪能できた。これぞライブの醍醐味だ。

 

THE HOT SARDINESへの想いは募るばかり。

アイス食べても心はHOT♥

 

 

 

ライブの様子はブルーノートのライブレポートでご確認いただけます♪

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