「魔法のことば」




「魔法のことば」という絵本に出会いました看板持ち












窓の向こうに聳えるのは、

       若草山です🦌♡




太陽の光を浴びたページが
あまりにも美しかったので
投稿いたします。



午前中は霧の奈良でしたが、
午後はあたたかくて
日向ぼっこもたのしめました。



良い本と
日向があったら
最高ですね。





























    

魔法の言葉


エスキモーに伝わる詩


柚木沙弥郎 絵

金関 寿雄 訳



福音館書店




ずっと、ずっと大昔


人と動物が共に 
この世にすんでいたとき


なりたいと思えば 
人が 動物になれたし

動物が 人にもなれた。


だから ときには 人だったり、

ときには 動物だったり、

たがいに 区別はなかったのだ。


そして みんな 同じ言葉をしゃべっていた。


そのとき 言葉は、
みな魔法の言葉で、


人の頭は、
不思議な力を持っていた。


偶然 口をついて出た言葉が

不思議な結果を起こすことがあった。


言葉は 急に生命をもちだし

人が望んだことが

本当に起こった


したいことを、

ただ 口に出していえばよかった。


なぜそんなことができたのか

誰にも説明できなかった。


世界はただ、

そういう風になっていたのだ。