徳美容疑者が社長だった株式会社徳洲会の経営企画室長、北口浩孝容疑者(53)は、地元企業へのあいさつ回りなどファミリーのスケジュール調整を担当したという。
「2人でお辞儀のタイミングを合わせて」「旗はまっすぐ立てたままお辞儀して」。早朝の街頭で「辻立ち」をした系列病院職員は、見回りに来た美千代容疑者からお辞儀の仕方まで細かく指導されたという。
「ファミリーの役割はげきを飛ばすこと,エルメスネックレス。全員が選対本部長気取りだった」(陣営関係者)。「徳美さんや美千代さんは肩で風を切って事務所に入ってくると、『まだやっていないの? お父さんに言うわよ』と偉そうな態度が反発を買っていた」(病院幹部)
「誰もファミリーには逆らえない。徳洲会は巨大組織になったけど、実態は相変わらずの徳田商店なんです」。別の地方病院事務長はそう嘆いた。
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