私の中には
ジャッジマンがいる。
「こうあるべき」
「あんな奴はダメだ」
「こんな私はダメだ」
ジャッジマンは事あるごとに出てきて
なんでもキッパリ分けて分離させようとする。
そんなジャッジマンが嫌いで
ジャッジマンが出てくる度に
「そんなこと言うなよ!!」
って怒って隅に追いやってた。
気づいた。
ジャッジマンが泣いてることに。
ジャッジマンはただ私を守りたかっただけ。
曖昧な世界で私が傷つかないよう
物事に白黒つけることで
精一杯、枠を作って私を守ってくれてたんだ。
ごめんね、ジャッジマン。
ジャッジマンは過去の頑張った私。
「こうあるべき」と教わったことを
真面目に守ろうとした素直な過去の私。
大切な私の一部。
ジャッジマンごと私を愛する。
「こうあるべき」
「あんな奴はダメだ」
「こんな私はダメだ」
そう思っちゃう私も、大事な私。
ジャッジマンにも居場所を作ろう。