20110815 | Perspective

20110815

さらに補足する。

世界を道路にたとえることにする。進行方向が時間軸。
世界はあるときまでは反対車線のない一車線道路だった。
しかし、あるときから車線が増えた。つまりパラレルワールドだ。
車線が増えてからも、メインの車線を我々は走り続けていた。

大事なことは、平行して走っていても、時間はずれているということ。
つまり、別な車線にはいりこんだ人たちは、併走しているものの、ここにはいない。
そして、本車線にいるときだけ、善人でいられる。他の車線のときは邪悪となる。

死者は、ここには介在しない。とくに一車線だったころの死者は「あらかじめ失われたもの」だ。

お盆というのは、死者が自宅に戻ってくる。そして、3日間をすごす。

しかし今年はいわゆるお盆の8/13~15と、土日が重なるメヅラシイ年なんだ。
土日が重なることで日に350万人もの人が移動したんだぜ。

つまり、こちらの人間はパラレルワールドへたくさん出かけていった。
しかし、死者はこちら側に戻っている。

ある時点から、今度は道路は本車線を残しちりぢりばらばらにそれていく。
そして時間のずれは解消する。つまり、邪悪なままのひとたちは邪悪なままとなる。

そして、この日を境に世界は時空を超えてつながる。だからさ、この3日間どこにいるかが肝心だって言ったのさ。