秋の夕べに、ブルジョワなワイン
秋晴れの週末、1本のワインを友人宅で開けてみました。
ワインはボルドーの左岸・メドックの
「Chateau Bellevue(シャトー・ベルヴュー)2001」
箱から取り出したそれは、グリーンのボトルに金のラベルが貼られており、
んー、美しい…
友「なんか、高そうだね」
私「でも2500円だよ」
最近、面白いデザインのラベルを見かけるようになりましたが
こういうオーソドックスな姿は
「大丈夫、おいしいよ
」って言ってくれているみたいで
安心できます。高級感があるけれど値段が手頃で、
おもたせなどに手頃な1本ですよね。
ワインの値段がズバリ当てられる人はそうそういないので、
見た目は大事。
ちょっと興がのって伊藤若冲の白象図を背景にパチリ。
金のラベルに墨文字のボトル、
和の風情にも粋(?)に合います。
さてさて、早速コルクを抜いてグラスに注いで・・・。
友「色が濃いね」
私「おいしそう、飲も♪」
ふたり「……かたい?」
ちょっと飲むのが早かったようです。
しばらく置いて、開くのを待つとしましょうか。
パンやらチーズやらを用意していると、ふと友人のつぶやき。
友「ラベルの一番上に書かれている、
Chateau Bellevue(シャトー・ベルヴュー)って名前?」
私「ワインの名前も造り手も、シャトー・ベルヴューみたいだね」
友「じゃあその下に書かれている、
CRU BOURGEOIS(クリュ・ブルジョワ)って?」
私「格付けかな?ボルドーは1級から5級まであるんだよね。
ワインの本でも見てみるか」
友「のっていないよ」
私「……なんだろう?」
そう、しょっちゅうワインを飲んでいても、
詳細にラベルを見たり検証したことがないので、
情けないことだがワイン用語が分からない…。
ということで、ちょっぴりお勉強。
まず、等級。
ブルゴーニュ地方は、土地に対して階級が与えられるけれど
ボルドー地方は、基本、複数品種をブレンドしてワインを造るため、
(確かに、くだんの「シャトー・ベルヴュー」にも、
カベルネソーヴィニヨンとメルロのブレンドだ)
土地や品種は要素のひとつ。
生産者の違いが品質の差を生むとされ、
生産者に対して格付けがなされる。
この格付けは皇帝ナポレオン3世の命令で、
1885年のパリ万博の目玉
として作られたそう。
この時につけられた第1級~第5級の格付けは、
今もほぼ顔ぶれが変わっていない。
でもこれ以外にも、いいワインはあるよねと
生まれたのが「クリュ・ブルジョワ」


始まったのは1932年で、1885年に格付けされなかった
メドックの良質なワインにつけられるようになったそうです。
まあ、つまり、とってもいいワインっていうことの証明ですね
(簡単にまとめ過ぎ?)
でも、定期的に更新されているので、品質の信頼性も高いです。
ボルドーワイン委員会のHPを見てみると
(このHP、勉強になります)
2007年に「Reconnaissance Cru Bourgeois(クリュ・ブルジョワ認証)」のプロジェクトが立ち上がって
2010年初頭に「クリュ・ブルジョワ認証」の最初の証明書が
ヴィンテージ2008のワインに与えられるそうですよ。
つまり、「クリュ・ブルジョワ」は
今もっとも抑えておきたいワード!
といえるかも?
15世紀、富裕な商人たち(ブルジョワ階級の方々)が
メドックの優れたブドウ畑を購入し、
「クリュ・デ・ブルジョワ」と名付けた。
これが「クリュ・ブルジョワ」の大もとのようですね。
ブルジョワ階級というとセレブな感じで近寄りがたいけれど、
目の前に抜栓された「シャトー・ベルヴュー」は
2500円と近づきやすい![]()
つまみの準備も整ったので、
おあずけされていたワインをグビリ。
ふたり「おお、美味~」
友「濃いね~! どっしりフルボディ」
私「うん、ベリーっぽくてスパイシーな香りがするね」
友「おっ、じゃあこのベリーがぎっしり入っているパンに
チーズをのせて食べてみる?」
ふたり「おいしいい~!!」
私「生サラミを合わせてみてもイケルわ。
脂の濃厚なドイツハムでも…」
友「肉、肉が食べたい…!」
私「んー、濃密で飲みごたえあるぅ」
友「ブルジョワ階級ってすごいねぇ(←意味不明)」
と、まぁ、簡単にいうと美味だったという
単純なコメントなのですが(笑)
果実味も酸味もタンニンもあって、どっしり力強いワイン。
涼しくなってくると、
こういうワインがぐっとおいしく感じられます。
冬場のこってりとした料理にぴったり。
肉の煮込みなんかと一緒に飲みたいですね。
この濃い飲み応え、値段以上のものを感じさせます。
ヴィンテージは2001年で、
品質にばらつきのある年とされていますが
このワインはアタリでしょう


「シャトー・ベルヴュー」は
表参道ヒルズの「Bisty’s(ビスティーズ)」
のみの限定販売だそうです。
数百円で、有料試飲ができるお店なので、慎重派にもおすすめ。
ブルジョワジー気分で、
美味なるワインを体感してみてはいかがですか?
WINE SHOP&BRASSERIE BAR BISTY’S
ビスティーズ
03-5771-4466
営業時間/11:00~23:30(L.O.22:30)、
日・祝連休の最終日~22:30(L.O.21:30)
定休日/無休(年2回休み/表参道ヒルズに順ずる)
ブログ事始め ワインが引き立つおいしいお取り寄せ
表参道ヒルズのワインショップ【BISTY’S】でのご縁で、
ブログを書き始めることになりました。
ワインをはじめ、食や人など、日々の中で印象に残った
おいしい出会いをつづっていきたいと思います。
さてさて、ちょっと古い話になりますが、
フリーペーパーの【BISTY’S News】Vol.1の制作裏話をひとつ。
フリーペーパーの中で、
「ワインが引き立つおいしいお取り寄せ」というコーナーを作ったのですが、
ここでご協力いただいたのが、オージーフーズ社の【とっておきや】。
ちなみにオージーといっても、オーストラリアの食材ではありません。
山海の美味をセレクトしている、見逃せない会社なんですよ。
このお取り寄せ食材を誌面に掲載する前に、
ワインと食材の相性をみる試飲会を【BISTY’S】関係者で行いました。
いただいたのは
・北海道噴火湾産の毛ガニ(6月下旬~9月上旬が旬。食べるなら今!)
・三陸沖でとれた中村家のアワビのだまし煮(驚くほどやわらかく、風味絶佳)
・もろみ漬けの合鴨(料理研究家の小田真規子さん監修。繊細な練られたお味)
・霧島黒豚生ハムの切り落とし(生ハムで国産というのは非常に珍しいですね)
・ゆずすこ(ゆずこしょうのリキッド版。便利です)
などなど、
【とっておきや】の豪華な逸品が勢ぞろい。
試飲会では、オージーフーズ社・茶谷さんのおいしそうな食材解説のあと、
食べてワインを飲み、参加者の方々がワインとの相性の感想をのべていきます。
最後はソムリエの福田さんが、香りや余韻などプロならではのご意見に加え、
ほかのワインとの展開、料理法の提案などをアドバイスしてくれて
次の料理とワインにすすむという試飲会でした。
これらの食材はすべて、【BISTY’S】のワイン1本1本に合わせて集められたもの。
普通は料理に合わせてワインを選びますが、視点を逆転しているのがミソ。
普段の食事を家庭でいただくときは、1~2人でワイン1~2本をあけ、
いろいろなおかずを食べますよね。
1品1品に合わせてワインを変えていくのは、レストランでの飲み方。
だから、今回のようにワインに合わせて料理を選ぶという発想は
家でもワインをよく飲む私にとって、とても自然に感じました。
今後、【BISTY’S】と【とっておきや】さんがタッグを組んで
面白い展開をしていく予定があるそうですよ。
ワイン×食の新しい出会いを、どんどん教えてもらいたいですね。
詳細が決まりましたら【BISTY’S News】でも告知していきますので
ご注目をば!


