毛野楊太郎先生の18禁作品をいくつか。内容が内容だけに、詳細を語るのはちょっとはばかられてしまうかも。とりあえず、鬼畜系。精神がどんどん崩壊していくとか、そっちの方へ墜ちていくとか。

 

エロの中身がしっかり18禁系だから成人コミックとして扱われるのは仕方ないにしても、おそらく単行本1冊分でまとまるように描かれているのね。だったらもう少し、エロシーンはそのままに、しっかりしたストーリーの上に成り立つように土台をきちんと構成したら、物語としてなんというか「本物の堕ちていく」感が壮絶になるんじゃないかと思うのね。


ただ、それだとおそらく、1話1エロシーン1抜きにはならないだろう。でも、雑誌掲載時にはたくさんの話が掲載されているわけで、その中の全部が1話1エロシーン1抜きの定番である必要はあるのだろうか?


定番を外れてるけど、まとめて読んだときにどっしりとストーリーも味わえて、みたいな作品があっても良いと思うのよ。そのために、「この回はエロシーンありません」でも、良いんじゃないの? そうすると今度は逆に、いきなりとんでもない外道なシーンが最初から展開して、どうしてこんなことになっているのかその号だけを手にした人にはわからないし、なんなら目を背けるしか選択肢がない、なんて回も出てくるかもしれませんが。

 

これだと多分、人気は出ないと思う。だって、気まぐれに手にしたエロ漫画雑誌に、目的は果たせないわ、わけわかんない状態になってるわ、だからね。

でも、オンラインで読む時代になってくると、単行本状態(その作品を続けて一定量読む)で読む機会も増えるわけで、売り上げは上がると思う。「こんなの電車の中でタブレットで読めるかよ」という人は、紙の本の売り上げにも寄与するだろうしね。

 

ということで、さらっと紹介。

 

 

 

イケないコとして
毛野楊太郎
富士見出版 富士見コミックス
全1巻
発行日 2000/9/15

夕貴と佳隆は恋人同士。幸せなセックスに明け暮れるが、夕貴はどうしてもイクことができない。佳隆の切磋琢磨な日々が始まった。凌辱鬼畜で定評ある毛野先生の成年コミックだか、本作はまるでハウツーもの。



アウエイクン
毛野楊太郎
富士美出版 富士美コミックス
全1巻
発行日 1998/4/20

封印から目覚めた妖魔。亜弓は、男子高校生の吉久に、彼が勇者であることを告げ、妖魔退治のサポート役として忠誠を誓う。吉久の命令は亜弓にとって絶対。その命により性奴隷に。妖魔退治は? 成年漫画。

 

 

亜弓ちゃんといろいろ
毛野楊太郎
富士美出版 富士美コミックス
全1巻 発行日 1998/12/20

アウエイクンの続きのはずであるが、なぜか番外編として、亜弓ちゃんに
セックスやりせまくり。そのために「いろいろ」なんですね。妖魔退治はどうなった?。だから、続編ではなく、番外線なんだね?




麻衣スレイヴ
毛野楊太郎
富士美出版 富士美コミックス
全1巻
発行日 1996/6/1

弟に嵌められた麻衣。拒否するものの性交を迫られ、受け入れざるを得なくなる。やがて同級生に、担任の男性教諭に、そして保健の女先生にまでいいように扱われ、壊れてゆく。毛野先生の真骨頂、性虐待コミック。

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