LA VIE EN ROSE
高河ゆん
秋田書店 プリンセスコミックスデラックス
全2巻
1巻発行日 1996/6/30

 

月に1回、修羅場を迎える連載漫画家のは、胸が大きくて形が良いのが自慢。

あ、形が良いとかどうとかは、絵を見て私がそう思ってるだけで、本人が自覚している設定にはなってないようだけど、「大きいのが自慢」なのは本人が口にしている。しかも、プロポーションもいいし、強烈にカワイイ。

 

漫画の内容は、アシスタントさんによると、エッチな表現も多くて過激らしい。が言うには、直接的な表現をしなければオッケーで、好きだから描くのだそうだ。アシさんから「先生、経験豊富ですものね」などとのせられる。

 

そんなやりとりを帰宅した旦那さんに聴かれていた!

旦那さん以外と経験があるからといって、こんなに大騒ぎするなんて、このご主人、心が狭すぎるんじゃないの? そう思ったが、事情がわかれば、なるほどと思う。付き合いはじめたのが高1の時で、そのまま結婚した2人なのだ。だから、旦那以外の経験があるというなら、中学生で既に経験を重ねていたか、そうでなければ2人が付き合い始めて以降に浮気をしていたかのどちらかなのである。

 

でも、この胸が大きくてプロポーション抜群でカワイイ奥さん、実はアシスタントの前で見栄をはっただけで、旦那さんしか知らないのだった。

 

とまあこんな具体の、若夫婦のちょっとバカバカしいイチャラブかつほのぼのストーリー。クリスマスなど季節のイベントを大切にしたいと思いつつ、締め切りに追われる(余裕をもって仕事をせずにいつもギリギリな)のせいで、そういうのを逃してしまうことが多々あったりする。

 

それでご機嫌ナナメになるを、ちゃあんと理解して、あれこれフォローするご主人。旦那さんはサラリーマンだけど、アパレルのショップの店長だから、やっぱり季節のイベントは稼ぎ時だし、二人の休日はなかなか重ならない。喧嘩のシーンもある。でも、やっぱり仲良しな2人なのである。

 

(漫画所持作品リスト 1665)