ファミリー!
渡辺多恵子
小学館 フラワーコミックス
1~4巻
1巻発行日 1882/5/20

ウイルフレッド・アンダーソン37歳。妻と3人の子を持つパパだが、ある日、4人目の子供が突然家を訪ねてきた。彼はジョナサンと名乗り、5歳。大型犬のアダムを連れている。そして、ジョナサンはウイルフレッドに「あなたの子です」と告げた。

 

長男ケイ(17)は「意外にやるね」と感心するが、長女フィー(15)は生意気ざかりのジョナサンにどこか納得いかない様子。妻のシェレン(35)は、「あやまちは誰にでもあること」と、事態をあっさり受け入れている。が、この出来事が何かの誤りと気づいていたのかもしれない。

 

ジョナサンは料理が上手で、家族にうまく取り入って、なんとなく共同生活が始まったが、フィーは納得いってない。そして、ある日、アダムの首輪に隠された手紙から、彼女は真相に気づく。

 

そして、ジョナサンは置き手紙を残して、フィー達家族の元を去った。

ジョナサンは母をなくしており、母が残した友人の住所録を訪ね歩いていた。シカゴの大叔父が彼を引き取って育てるはずだったのだが、大型犬のアダムだけは受け入れがたく、シカゴへの旅の途上、アダムを引き取ってくれるファミリーを探していたのである。ならば、素直にそう言えば良かったのだが、そうしなかったのは、ジョナサン自身も、家族として受け入れてくれるところを探していたのではないだろうか。

 

家を出たジョナサンを追いかけるアンダーソン一家。そして、アダムを引き取るこっとをジョナサンに伝える。「ただし、世話係の男の子も一緒だ」

 

こして、アンダーソン一家には5歳の男の子が加わり、新しいファミリーの物語が始まった。アメリカを舞台にしたホームコメディー。全11巻だけど4巻までしか追いきれなかった。


(漫画所持作品リスト 900)