パチプロ探偵7
谷村ひとし
日本文芸社 ニチブンコミックス
1・8巻
1巻発行日 1997/1/10

完全ハマリ台を探すのが目的で、ハマリ台の噂をたぐり寄せては、パチンコ屋をわたり歩く。美人でパチンコの腕もピカイチのナナの活躍を描く。どんな活躍かというと、パチンコで大ハマりした人を救ったりするのである。

全26巻の大作。結局、自分は2冊しか所持していないのだが、全26巻となると、世間のパチンコ台も何度かは入れ替わっているのではないだろうか。

1巻は初期CR台の頃と思われ、特定絵柄の大当たりは、あと2回大当り確定などダイナミックだった。「大工の源さん」とか「黄門ちゃま」とかの初期の時代じゃないかなあ? 記憶が不確かなのだけど、「7」や「3」で大当たりすると、あと2回の大当たりが確定で、その間、確率変動(当たりやすくなる)はしなかったと思う。そのかわり、小デジタルが確率変動してほぼ当たりとなり、入賞口のチューリップが開いて、どんどん玉が吸い込まれて、メインデジタルがガンガン回る。メインデジタルも「時短」にはならなくて、保留玉4個の時だけ「時短」になったんじゃないかなと思う。これは普通の時でも、そうだったはず。

なので、大当たりと大当たりの間も、入賞口へ球が次々吸い込まれることによって、持ち球は減らない。でも、増えるかというと、「わずかに増えるかもしれない」程度だった。

で、2回確定している大当たりで、「7」か「3」が出ると、そこからまた2回、大当たり確定で、最大15連チャンしたことがあった。

こうした当たりを引き当てた時は、お店へのお礼として、別の台で1万円ぐらい突っ込んで帰るのだけど、そこでまた当たったりしたこともあった。

でも、トータルでは負けるので、一時期、借金までして打つ、という事態になってしまったのだが、パチンコ台がギミック満載になるにつれ、本来の面白さが失われてゆき、ごく一部のホールにわずかに導入されていた単純にチューリップが開いたり閉じたりする「普通台」を探して打つ、なんて時期もあったが、最終的には、あっさり冷めてしまった。

パチンコ人口が、激減しているというのも、うなづける。

 


(漫画所持作品リスト 681)