「スター・ウォーズ」シリーズについて
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8/9に「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」を見たのですが、その感想を書く前に、
本日は「スター・ウォーズ」シリーズの思い出をつらつらと…。
私が「スター・ウォーズ」を劇場で見ていないのは
「エピソード4」のロードショーと「エピソード2」の2本。
見ていない理由はそれぞれ異なります。
「エピソード4」のロードショーを見ていない理由は簡単。
初公開が1977年。
小学校低学年であった私は字幕もろくすっぽ読めなかったので親の鑑賞の許しが出なかったため。
今でこそ【字幕版】と【日本語吹替え版】の両バージョンが公開されるという、
子供にとってはえらく親切な公開システムになりましたが、
今から30年近く前は【日本語吹替え版】なんてありません。全部が【字幕版】でありました。
だからいくら「スター・ウォーズ」を見たくたって字幕が読めないんじゃしょうがありません。
「お母さん、『スター・ウォーズ』見に行こうよ」
という私のお願いは、
「字幕が読めないんだからダメよ!
見ても横で『ナンテ書いてあんの?』なんて質問攻めにあうから余計ダメ!」
…一喝でありました。
また昔の字幕って、子供が読めない字でも平気で使ってましたからね。
私が「スター・ウォーズ」に大手を振って鑑賞する事が出来たのは、
それから3年後の「エピソード5/帝国の逆襲」からなのであります。
「エピソード2」を見なかった理由は複雑です。
何か当時(2002年)「スター・ウォーズ」は“時代に取り残された産物”のような気がして
しょうがなかったからです。
その3年前(1999年)の「エピソード1」がえらく“つまらなかった”からかもしれません。
確かに「スター・ウォーズ」シリーズは有無を言わさず“スゴイ”シリーズだと思います。
約30年間(間に約10年間のブランクはありますが)、
ジョージ・ルーカスは“たった一つのストーリー”を延々と引っ張って
アメリカ映画の頂点に立ち続けたのですから!
でもさすがに2002年の「エピソード2」の公開の時に、
私は正直「まだやってんの?」という気持ちがありました。
「エピソード2」が公開された2002年までにSF映画もかなりの様替りをしました。
それは遥か未来の世界を描いたであろうSF映画の金字塔、
キューブリックの「2001年宇宙の旅」が“過去の年度”になってしまった事もありましたし、
アメリカのSF映画も「スター・ウォーズ」のような空想冒険物語よりも、
より現実に近い“近未来”を扱った作品が多くなった事もあります。
「ブレードランナー」や「未来世紀ブラジル」や「マトリックス」
これらの作品は“近未来”を扱いながら、
その近未来に“希望”どころか“絶望”にも似たシニカルな要素を盛り込んで
現代社会に対して警告を鳴らすようになりました。
そのような中で「エピソード1」を見た私は、
いつまでも相変わらない「スター・ウォーズ」の世界にやけに【能天気】なモノを感じてしまい、
それが「エピソード2」を見なかった大きな理由になったかもしれません。
今思うと…かもしれませんけどね!
しかし「エピソード3」で大団円を迎えようとしている「スター・ウォーズ」シリーズ。
「スター・ウォーズ」のファーストラン(エピソード4~6)が公開された時は、
「スター・ウォーズ」は全9部作と大々的に宣伝されて、
さもエピソード7~9も製作されるような口ぶりでしたが、
6部作で約30年。
ジョージ・ルーカスも遂に限界を感じたのでしょう。
頭脳も財布も…。
何はともあれ「エピソード3」でひとまず完結するという、その最後の最後を見ない訳には行きません。
何せ「スター・ウォーズ」のシリーズを振りかえる事は、
自分の約30年間の映画鑑賞履歴を振りかえる事と同じなのですから。
だから「エピソード3」は何がなんでも見ようとは思ってました。
しかし「エピソード3」を見ることは「エピソード2」を見ていない事がやけに引っ掛かってしまうんですね。
だから見ました「エピソード2」。
「エピソード3」を見た翌日でしたが!
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