頭蓋骨の中に出来た腫瘍を「脳腫瘍」と総称し、その脳腫瘍は大きく2つに分類される。
1つは、頭蓋内の組織から発生した「原発性脳腫瘍」。
もう1つは、身体の他の部分に出来た癌が頭の中に転移して発生した「転移性脳腫瘍」。
更に「原発性脳腫瘍」には、良性腫瘍と悪性腫瘍がある。
ひと口に脳腫瘍と言っても、病理学的に細かく分けると、だいたい150種類以上にも上り、
腫瘍の種類や悪性度、腫瘍が出来た場所、患者の年齢や症状などによって、治療法も予後も患者ひとりひとりで、全く違う経緯を辿る。
原発性脳腫瘍は、毎年10万人のうち10〜12人が発症すると、一般的に言われている。
一年間で日本人の人口の約0.01%の人々が、原発性脳腫瘍を発症しているワケで、
例えば小田原市の人口は20万人弱だから、単純計算で言うと私を含めて20人くらいの市民が、昨年新たに脳腫瘍を発症したことになる。
血管芽腫(hemangioblastoma)は、その殆どが小脳に発生し、全ての脳腫瘍のうち、1.4%〜1.7%程度と言われる比較的めずらしい腫瘍。
仮に昨年1万人の患者が新たに脳腫瘍に罹患したとしても、僅か170人くらいだ。
脳腫瘍だけでも希少疾患なのに、なぜ自分が?
なぜ自分が、そんな珍しい病気にならなきゃいけないの、、、?
でも、どんなに悔やんでも、何度悔やんでも、病気になってしまった以上どうしようもない。
自分の気持ちの持ちようで何とかなるものでもなく、
先生に手術で摘出して貰う他に、治る道はないのだ。