兵庫県神戸市東灘区の自宅とオンラインで
大人を対象にしたピアノ教室
「MINEKOピアノ教室」を主宰しています
松崎美音子（まつざき みねこ）です。
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先日のレッスンのお話です。
お家では電子ピアノで練習されている
生徒さん。
ウチへレッスンに来られた時に弾くのは
グランドピアノ。
そうすると、まず音の大きさに
びっくりされるみたい。
お家では、ヘッドホンを付けて
練習されているみたいですから。
曲の出だしが p の強弱記号の表示が
あって、p のつもりで弾いたのに
すごく大きな音が出てしまったという
ケース。
あるあるですよね。
ピアノは、大きな楽器なので
普通の人は、持ち歩くことは出来ません。
ピアニストの辛いところは
演奏場所に置かれているピアノで
弾かなきゃいけないってこと。
たとえ、アコースティックのピアノで
普段弾いていたとしても
ピアノは１台１台違います。
家で練習してきたように弾けないのが
普通だと思います。
その音の大きさにびっくりしたことも
関係あるかもしれません。
弾いている曲は、ちょっとおどけたような
イメージの曲だったのですが
すごく慎重に弾かれていました。
音を外さないように、
間違った音を出さないように
弾いていらしたんですね。
そうすると、やっぱりおどけたようには
聞こえません。
「音が間違ってもいいので
曲のイメージで弾いてみてください」
とお声がけしてみました。
すると、ちょっと変わります。
でもまだ慎重な弾き方です。
そこで私も弾いてみます。
スタッカートの弾き方がポイントみたい。
もう一度、生徒さんが弾かれると
結構いい感じになってきました。
私は昔、発表会に出た時
曲の最後のところで
いっぱい音を外したことがあるんです。
弾き終わって、落ち込みながら
先生の所へ行くと「よかったよ」って
褒められたんです。
私からしたら、ありえない展開。
「エッ〜？！」
どこがよかったの？？？
今思うと、音は外したけど
曲のイメージにあって
ノッて弾いていたんだと思うんです。
音は間違っていないけど
なんか面白くない演奏。
ミスタッチもあるけど
なんかワクワクする演奏。
どっちが弾いていて、楽しいですか？
どっちが好きですか？
というより
ご自身はどんな風に弾きたいですか？
私は後者のワクワクする演奏です。
コンクールや試験なんかだったら
ミスタッチは減点対象になりそうです。
でも、そういうのじゃなければ
ワクワクする楽しい方が
面白くないですか？
そういう意味では
私は習ってきた先生にすごく
恵まれてきたと思います。
すごく自由でしたから。
私とご縁あって、習いに来て下さる
生徒さん。
その生徒さん達も
楽しくピアノを弾きたいはず。
音大を出た先生達や子どもの頃
ピアノを習っていたお友達の中には
レッスン時に厳しく指導を受けた人が
少なくありません。
私はそういう先生とは無縁で
ラッキーだったのかも。
私自身は帰る時には
「今日も来てよかった」
「楽しかった」と思えるような
レッスンをしたいなと思っています 
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