こんにちは。嶺川養蜂園スタッフのシバタです。
年が明けていつの間にか1月も半分どころか三分の二が過ぎそうです。
時の流れに身をまかせ過ぎて気持ちが追いつきません
先日youtubeを見ていたら、動物の家畜化について解説している動画がありました。
遺伝学者のベリャーエフ博士という方が、オオカミが家畜化して犬になったように、キツネを家畜化してみたらどんな変化が起きたか、という内容でした。
そもそもオオカミがなぜ犬に進化したかと言うと、群れのカーストの中で下位のグループが、生存戦略として人間に懐き、狩猟を手伝うことでおこぼれをもらう、という方法を選択した結果らしいです。
凶暴な性格のオオカミから、温厚で従順なワンワンになるという適応方法で今日まで生き残ってきたんですね。
人間の文明が発展して狩猟の手伝いがいらなくなった後、愛玩動物として更に人間に愛される容姿になっていったのがチワワやポメラニアンなんでしょうか。
もし人間がこの世からいなくなってしまったら、チワワは自然界でサバイブできそうにないですね
この理論を応用して、他の動物も家畜化できるんかな~とベリャーエフ博士は考えたわけです。頭良。
家畜化できる動物の条件として、以下の6つがあります。
1.いろんなエサを食べる
2.飼育下でも繁殖する
3.気性が穏やか
4.パニックを起こさない
5.集団内で序列がある
6.成長が早い(実験するのに都合がよいという理由)
キツネは群れを作らないので5つ目の条件には当てはまりませんが、犬と同じオオカミを祖先に持つしいけるやろ~と実験に踏み切ったそうです。
人懐っこい個体同士をどんどん交配させていくのですが、家畜化したキツネの特徴として、以下のものが見られました。
1.見た目が可愛くなる
2.オスとメスの差が小さくなる
3.繁殖期が長くなる
4.精神が安定する
ここで私が関心したのは、見た目が可愛くなるという点です。家畜化が進むと、仕草や顔立ち、体毛の色なんかも変わってきて、よりかわいらしく見えるように容姿が変化していきました。
人間と仲良くするには、見た目がそんなにも重要なのかと衝撃でした。人間以外に家畜化された動物の例があるのか、その場合見た目は変わるのか、分かりませんが。
確かに、人間同士でも見た目がかなりものを言うとこがありますよね
ミツバチの中でも西洋ミツバチは家畜化された歴史が長いとのことで、確かに日本ミツバチと比べても黄色くてフワフワでかわいらしく見えるような気がするような…
昆虫にも当てはまるんですかね?
カイコなんかもかわいいですよね。いや、見る人によってはかわいくはないのかしら
そして、動画の展開は家畜化条件が人間にも当てはまる、つまり人間も家畜化された生き物なのではないかとう説が浮上しました
一体誰が人間を家畜化したのか?
結論は、人間は自ら家畜化したのではないかというものでした。
人間が人間を家畜にする…
youtubeの動画なので、どこまで信憑性があるかは分かりませんが、年明け早々に何日も頭から離れないお話に出会ってしまったな…と思う今日この頃でした。
人に飼いならされてお世話してもらう楽さと自分勝手に生きられる楽さ、どちらも捨てがたいです
なんでしょうこのブログは(笑)
養蜂園のブログのはずですが、関係ないことでかなり思想強めなことを言っているような
畜産関係で思うことありな最近の出来事でした