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2019/04/15よりメール送信の不具合が発生しております!!!
GMOクラウドVPSでメールを利用中の皆様へ緊急のお知らせです。
2019/04/15(月)より現在に至るまで、Gmailアドレス宛(Gsuiteを活用し独自ドメインにてGmail利用のメールアドレス含む)に送信したメールがエラーで即時戻ってきてしまう不具合が発生しております。
GMOクラウドVPSのサービスを利用中の多くのVPSでこの事象が発生しております。
Gmailアドレス宛に送信し戻ってくるメールは以下のような内容となります。
108.177.97.27 failed after I sent the message.
Remote host said: 550-5.7.1 [153.122.x.xxx] The IP you're using to send mail is not authorized to
550-5.7.1 send email directly to our servers. Please use the SMTP relay at your
550-5.7.1 service provider instead. Learn more at
550 5.7.1 https://support.google.com/mail/?p=NotAuthorizedError az5si45649871plb.111 - gsmtp
・・・続く
となります。550-5.7.1というエラーコードのこのメッセージは、
「550, "5.7.1", メールの送信にご使用の IP では、Google のサーバーへのメッセージの直接送信が承認されていません。代わりに、サービス プロバイダで SMTP リレーを使用してください。詳細については、こちらの記事をご覧ください。 」
ということを意味しています。
参考)https://support.google.com/a/answer/3726730?hl=ja&_fsi=38u1I1sE
Googleで送信元となるIP[153.122.x.xxx] がブロックされていることが考えられます。そこで調査をしてみると、世界的にも有名なブラックリストのひとつであるSpamhaus にIPアドレスが登録されてしまっている事が判明しております。
ご自身のVPSのIPが登録されていないかは簡単に調べる事ができます。こちらのサイトをご参考にチェックしてみてください。
https://did2memo.net/2012/10/18/spamhaus-how-to-remove-my-own-domain/
https://ameblo.jp/u-kun-win/entry-11989391713.html
ちなみに、こちらのサイトでは主にDBLにIPが登録されたケースを紹介されていますが、今回私の場合はPBLに登録がされていました。
調査や解除方法に差異はありませんので参考になると思います。
Spamhaus に登録されている事実は、GMOクラウドVPSサポートでも把握しており、GMOクラウドVPSが利用しているIPアドレス群が範囲指定で登録されているとの事です。つまり、たくさんのVPSが一挙にブラックリストに登録されてしまっている状況なわけです。
たしかに、TwitterやYahooリアルタイム検索でも「GMOクラウドVPSでGmail宛に送れない」という報告がチラホラと散見されます。この障害情報はGMOクラウドVPSの障害情報にも掲載されており、時の経過と共に幾らか内容の更新がなされておりますので時折チェックしてみてください。
https://support.gmocloud.com/info/detail.php?no=1555380666
https://support.gmocloud.com/info/index.html?c=vps
同時に、SPF設定についての情報も併記されているようですので、SPF対応が未完の場合はこの機会に設定をされておくと良いでしょう。
転載)
■ ゾーン情報変更方法
https://help.gmocloud.com/app/answers/detail/a_id/3152#2
■ ゾーン情報変更の設定例
https://help.gmocloud.com/app/answers/detail/a_id/3152#3
さて、ここまでの案内で無事にSpamhaus からIPアドレスが解除されたからといって、不具合が解消されたわけではありません。
当方では4/16の夕方の時点でブラックリストから解除できましたが、いまだGmail宛に送ることができません(4/25 10:30現在)
また、Gmailアドレス宛から戻ってくるメールは、解除後から以下のよう若干エラー内容が変化しております。
108.177.97.26 failed after I sent the message.
Remote host said: 550-5.7.1 [153.122.x.xxx 18] Our system has detected that this message is
550-5.7.1 likely suspicious due to the very low reputation of the sending IP
550-5.7.1 address. To best protect our users from spam, the message has been
550-5.7.1 blocked. Please visit
550 5.7.1 https://support.google.com/mail/answer/188131 for more information. w3si49299914pgr.189 - gsmtp
先に紹介したエラーコードのこのメッセージに合致するものが見つからないため、ググッてみると、
「Spam基準に抵触するので独自ドメインからのメールを受信拒否している」との記載を見つけました。
そこでSPF設定を見直してみましたがミスも見つからず、GMOクラウドVPSが示す設定記載例と同じとなっており原因がつかめずにおります。
引き続き、調査継続しながら経過観察中です。
(追記:2019/04/22
GMOクラウドVPSサポートにて4/22時点での状況を確認したところ、ブラックリストから解除はなされてもGmailへ送れるようなった報告は確認されておらず、GMOクラウド社としての策は尽きてお手上げの状況の様子です。たいした策も取っているよう思えませんけど。先日からサポートへの電話もなかなか繋がらず、ユーザーからの苦情処理に追われている感がヒシヒシと伝わります。先日、渋谷のGMOクラウド本社を所用で訪れた際にも疲弊したスタッフの姿を目にしました。もはや時の経過が解決してくれるのを待つような感じで解決には時間が掛かりそうです。各人各所にて対処をするしかありません。例えば、
1.Googleへ問い合わせをして改善をお願いしてみる
https://support.google.com/mail/troubleshooter/2920052?hl=ja
2.SMTPサーバーのリレーを設定してみる
VPSにPlesk導入しているなら、バージョンが Plesk Onyx(プレスク オニキス)ならメールサーバーはデフォルト Postfix
バージョンが12.xxならデフォルトqmailなので、それらをSMTPリレーで検索してみる。
3.サーバー移転を決行する。
)
ところで、今回GMOクラウドVPSがブラックリストに載った理由として、「他のご利用者さまにてスパムと断定される大量のメール配信がおこなわれ、その影響により、範囲指定でブラックリスト登録されてしまった可能性がございます。」との事でした。つまり全く見ず知らずの不届き者のせいでこのような状況が起こり得るという事実を突きつけられた今、本当にこのまま引き続き同サービスを継続利用していくので良いのだろうか?という疑問が当然のことながらふつふつと沸き起こります。もちろん他社のVPSでも同じリスクを抱えるはずです。GMOクラウドVPSはスペックの割に比較的安価です。とても使いやすいです。管理ツールにPleskが用意されていてとても管理が楽です。サポートへの電話もすぐに繋がり、サポートスタッフのスキルや対応レベルも高く評価できます。しかしながらかねてからメール送信機能は信頼性が乏しく、Gmailで迷惑メール扱いになりやすく、outlook.jp宛にいたってはメールが消滅して相手に届かないなど、不安要素がいっぱいでした。業務レベルでのGMOクラウドVPS利用をこの機会に再考しつつ、久々に他社の同価格帯のVPSも利用して比較検証してみたいと思います。