70%以上がは水分で、後は、タンパク質や、脂質や、骨で。。。。。。。。。。
というよりは、
食べるものでできているのです。
ですから、食べる物はもちろん、気を使わなければなりませんよね。
そして、たべられる口も必要です。
美味しいものを食べたいという欲求は、人間の最後まで、つづきます。
だから、最後の晩餐は?ということが言われるわけです。
病床で、最後まで美味しいものを食べたことで、生きる希望を見出した方を私は知っています。
ずいぶん前のことです。
食道癌で余命半年と言われたのだけど、入れ歯を作ってほしい。と依頼がありました。
少し、歯は残っていましたが、噛むのには、不自由だったと思います。
もともと、老健施設にいらしゃたのですが、入れ歯が出来たときには、すでに、病院に転移されてました。
入れ歯を入れてから、「噛めるかどうか、見て帰りますね。」とわたし。
ちょうど、昼食の時間でした。
配膳された、食事は、全部が、流動食でした。( ̄□ ̄;)
噛む食事は、なにもなかったのです。
「おれは、そんなもん、くわねえよ。( ̄へ  ̄ 凸」
「でも、食べないと。(^▽^;)」とわたし。せっかく入れ歯入ったのに。。。。。。
彼は、引出しを、ゴソゴソしはじめました。
6Pチーズと、マリーのビスケットです。
「先生、ありがとうよ。おれは、これが、大好きなんだよ。これが、あれば、なんにもいらねぃ。(⌒¬⌒*)」
「噛めるよ。大丈夫。
先生。たすかったよ。(^_^)v」
彼は、6Pチーズと、ビスケットで、命をつなげていたのかもしれません。
流動食は、食べたくなかったのでしょう。
最後まで、好きなものを、食べていたかったのだと思います。
食べること、大切なことです。
いつまでも、食べることができる、口を、いまから、
そう、いまから準備していてください。
おおげさかも、しれませんね。でも、言っておきたいのです。
子供たちには、歯を大切にすること。
良く噛んで食べること。
将来の、日本、世界を動かしていくのは、子供たちですからね。
大人たちには、噛める口を、維持しつづけること。
忙しくても、自分の為に、家族の為にメインテナンスをしていくこと。
切に、願っています。