三菱電機やソニー、パナソニックなど電機大手5社で、フルハイビジョンに比べ解像度が4倍の「4Kテレビ」が出そろった。
世界の薄型テレビ市場で、日本勢は韓国勢に押されて劣勢だが、鮮明な映像をアピールし、復権につなげることができるか。まず足元の国内市場を固めることがカギとなりそうだ。
三菱電機は25日、10月末に発売する初の4Kテレビを発表した。国内でしか販売しない方針で、同社幹部は「従来の薄型テレビは、海外に手を広げて収益悪化につながった。同じ轍(てつ)は踏まない」と強調する。両脇に設置したスピーカーによる高音質が売り物で、58型で50万円前後(税別)を想定している。
各社が出している4Kテレビは売れ筋の55型モデルが40万円前後で、まだ大きく値崩れしていない。足元の国内市場を固める戦略は、各社に共通する。
東芝は、テレビ事業をパソコンや白物家電などと一緒に新会社「東芝ライフスタイル」に集約し、国内販売を強化した。シャープは9月に、日本の住宅事情に合わせて40型も発売する。
◆性能重視の戦略
日本勢は、ブラウン管が主流だった1990年代までは世界シェア(市場占有率)の半分以上を占めていた。しかし、市場調査機関・NPDディスプレイサーチによると2014年4~6月期の世界の薄型テレビ市場のシェアは、サムスン電子が24・4%、LG電子が15・5%と日本勢を圧倒している。国内勢首位のソニーは7・3%にとどまる。
薄型テレビは、部品の共通化が進み、大規模な投資を進めた韓国勢に大きく引き離された。今も高い国際競争力を持つ日本の自動車メーカーとは状況が異なる。
日本勢は4Kテレビでは、やみくもに販売台数を追うのではなく、価格は高くても高性能を求める消費者を開拓していく戦略だ。
三菱電機は、4Kテレビで培った技術を、電子広告や大型映像装置などの企業向け分野に生かしていく考えだ。
最終更新: 8月26日 9時24分
読売新聞引用
世界の薄型テレビ市場で、日本勢は韓国勢に押されて劣勢だが、鮮明な映像をアピールし、復権につなげることができるか。まず足元の国内市場を固めることがカギとなりそうだ。
三菱電機は25日、10月末に発売する初の4Kテレビを発表した。国内でしか販売しない方針で、同社幹部は「従来の薄型テレビは、海外に手を広げて収益悪化につながった。同じ轍(てつ)は踏まない」と強調する。両脇に設置したスピーカーによる高音質が売り物で、58型で50万円前後(税別)を想定している。
各社が出している4Kテレビは売れ筋の55型モデルが40万円前後で、まだ大きく値崩れしていない。足元の国内市場を固める戦略は、各社に共通する。
東芝は、テレビ事業をパソコンや白物家電などと一緒に新会社「東芝ライフスタイル」に集約し、国内販売を強化した。シャープは9月に、日本の住宅事情に合わせて40型も発売する。
◆性能重視の戦略
日本勢は、ブラウン管が主流だった1990年代までは世界シェア(市場占有率)の半分以上を占めていた。しかし、市場調査機関・NPDディスプレイサーチによると2014年4~6月期の世界の薄型テレビ市場のシェアは、サムスン電子が24・4%、LG電子が15・5%と日本勢を圧倒している。国内勢首位のソニーは7・3%にとどまる。
薄型テレビは、部品の共通化が進み、大規模な投資を進めた韓国勢に大きく引き離された。今も高い国際競争力を持つ日本の自動車メーカーとは状況が異なる。
日本勢は4Kテレビでは、やみくもに販売台数を追うのではなく、価格は高くても高性能を求める消費者を開拓していく戦略だ。
三菱電機は、4Kテレビで培った技術を、電子広告や大型映像装置などの企業向け分野に生かしていく考えだ。
最終更新: 8月26日 9時24分
読売新聞引用