かつみ|きっとボクは、死ぬまでアルコール依存症

かつみ|きっとボクは、死ぬまでアルコール依存症

ʅ 元ワーカーホリック・アル中 ʃ
▪️人生崩壊の瓦礫の中から見つけた「幸せの戦略」
▪️54歳|一級建築士のライフリノベーション|脱サラ〜起業
▪️腓骨神経麻痺・肝硬変・狭心症を乗り越えて
▪️病気も挫折も失敗も全部幸せの種
▪️何度失敗しても人生は必ず輝く

— 人生の再設計 —

 

「ボクは、どうしたい?」

 

その問いを、

自分に聞き続けるようになってから、

もう一つ、

避けられない問いが出てきました。

 

ボクにとって、

幸せって、

何だったんだろう。

出世すること。

給料が上がること。

役職がつくこと。

 

そう聞かれたら、

以前のボクは、

迷わずそう答えていたと思います。

 

現に、

そのために35年、

走り続けてきました。

 

でも、

いざ立ち止まって考えてみると、

その答えに、

素直に頷けない自分がいました。

 

出世した先に、

何があったんだろう。

 

役職がついた時、

心から嬉しかったんだろうか。

 

正直に言うと、

覚えていません。

 

達成感より先に、

次の仕事、

次の課題、

次の会議のことを考えていました。

 

喜びを、

味わう前に、

もう次へ向かっていたんです。

 

じゃあ、

本当の幸せって、

何だったんだろう。

 

――――――――――

 

答えは、

まだ出ませんでした。

 

でも、

一つだけ、

はっきりしたことがあります。

 

これまで信じてきた「幸せの形」は、

少なくとも、

ボク自身が選んだものではなかった、

ということです。

 

会社が評価する基準。

世間が「成功」と呼ぶ形。

 

いつの間にか、

それを自分の幸せだと思い込んでいました。

 

そのことに気づいた時、

ふと、

自分の仕事のことを思い出しました。

 

ボクは、

一級建築士です。

 

35年間、

数千棟の建物と向き合ってきました。

 

古くなった建物。

歪んでしまった建物。

もう住めないと言われた建物。

 

それでも、

壊すだけが選択肢じゃない。

 

土台さえ生きていれば、

建て替えることができる。

 

設計を、

一からやり直すことができる。

 

そんな建物を、

何度も見てきました。

 

――――――――――

 

だったら。

 

人生も、

同じかもしれない。

 

52年生きてきて、

あちこち歪んで、

ヒビも入っている。

 

一度、

倒れかけもした。

 

それでも。

 

土台さえ残っていれば、

建て替えられる。

 

設計を、

やり直せばいい。

 

出世でも、

給料でも、

役職でもない。

 

自分自身がちゃんと納得できる「幸せの設計図」を、

もう一度、

自分の手で引き直せばいい。

 

そう思えた瞬間、

不思議と、

肩の力が抜けました。

 

何十年もかけて、

他人の設計図の上で生きてきました。

 

ここからは、

自分の設計図を持っていい。

 

人生の再設計。

 

まだ、

何ひとつ、

具体的には決まっていません。

 

それでも、

初めて、

自分の人生を、

自分の手に取り戻せた気がしました。