インターネット革命  大前研一 | テーマ毎に政党を選択できなければ

テーマ毎に政党を選択できなければ

外交政策はA党に同意し、教育政策はB党を支持し、財政再建策はC党に賛同するということは十分ありえます。一括一任という粗い制度ではなく、個別議案毎に自らの政治意思に近い政党を選択できる事はデモクラシ-の基本であり国民の権利です

「インターネット革命」 大前研一 

 インターネツトにより直接政治が可能になる、国会も議会も不要になる可能性がある重
要案件をまとめて「国民の選択肢はこれです」と言える代議員たちがインターネット内の
フォーラムで論争する、誰もがそこえ参加出来るから選択肢をフォーラムで決め、あとは
冷静に判断して電話で直接投票する。
「A案の賛成は70%。可決」という仕 組を作る事ができる

「政治体制」  山口定   東京大学出版会
p78  代表的な「参加民主主義」論者とみなされているのはペイトマン、マファーソン、
 プーランツァスらの政治学者であり、企業レベルでの「参加民主主義」を強調するダ
 ールがいる。また日本の場合には松下圭一、篠原一、石田雄、内山英男らがいる。  
此の理論には次の4つの基本的な主張がある  イ、参加に関する道具理論   市民にと
ってその利害を守るための最善の方法は決定の形成に参加すことであるという考え方、つ
まり功利主義的な参加論といえる  ロ、参加に関する発展理論    参加は参加する人
の能力、人格を成長させるという主張である  ハ、参加に関する共同体理論  

p291  欧米の先進諸国において新しい政治と呼ばれている動向がある。それを支える価
値観の核心はかってR・イングルハートによって「脱物質主義的」と規定されたものである
が、この新しい政治による政党制の再編成が西ドイツを突破口として進行しはじめてい る。
87年選挙では8.3% 44議席  古い政治とは工業化を中軸として変容する産業構造とそれ
を推進しようとする生産力主義のエトス、それに見合う労働中心主義の社会観を根底におき
、そうした社会状況を国家中心主義的に統合することを政治の中心課題として設定し、
問題解決のための対  抗軸を究極のところでは「資本主義」対「社会主義」に求めたイデオ
ロギー政治からな る政治の事であり、新しい政治は結局のところ「古い政治」に対する包
括的な対抗概念として設定するよりないと考えられるが、その現実的な担い手と見られるの
は、エコロジー運動、フェミニ ズム運動、平和運動、反原発運動など多種多様な新しい社会
運動である。
西ドイツの緑の党は単なるエコロジー運動にとどまらず環境保護、社会的公正、底辺民
主主義という基本原則を掲げ、従来の国家主義的、中央集権主義的、社会民主主義的な  
福祉国家には反対するものの、社会的自助を基礎にした福祉国家の再構築を主張している。
要するにエコロジーと参加民主主義と社会的自助を主張する新しい政治運動である