2015.04.12(日)  春暁(しゅんぎょう) | 霊観占 大幸(れいかんうらない だいこう) 

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おはようございます。北海道苫小牧市のタロット占い師 峰 ゆり子です。いつもブログをご支援くださいましてありがとうございます。




「春眠暁を覚えず」


中国の有名な詩人、孟浩然(もうこうねん、もうこうぜん)の『春暁(しゅんぎょう)』です。


「春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚(おぼ)えず  処処(しょしょ)啼鳥(ていちょう)を聞く  夜来(やらい)風雨(ふうう)の声  花落つること知る多少(たしょう)」


「春の眠りは心地よく、夜が明けるのも気づかぬほど。ふと目覚めると、あちらこちらから小鳥のさえずりが聞こえる。そういえば、昨夜は雨風の音が激しかった。今朝の庭は、花がどれほど散ったことだろう」 現代語訳:石川忠久



とても有名な漢詩ですが、毎年春になりますと、この詩とタロットカードの愚者が重なります。



孟浩然は、各地を旅したり、山にこもったり、自由気ままに生きたことで有名です。役人になろうと頑張った時期もあったそうですが、役人にはなれませんでした。それゆえ、のらりくらりと、思うぞんぶん朝寝坊をしていたそうです。そんな生活環境から生まれたのが、この詩のようです。


日本では「小原庄助(おはらしょうすけさん)さん  なんで身上(しんしょう)つぶした。 朝寝(あさね) 朝酒(あさざけ) 朝湯(あさゆ)が大好きで  それで身上つぶした」 なんていう歌がありますが、どことなく似ていますよね。




わたくしが初めて古文と出会ったのは中学生の時でした。お爺ちゃん先生で、怖いというイメージの方でしたが、わたくしは、全教科の中で一番好きな先生でした。「1年 I 組」と書かれた漢和辞典は、未だ手元に残っています。




わたくしは、タロットカードの中で一番好きなのが『愚者(ぐしゃ)』です。

7年くらい前に偶然見つけた愚者像に惚れ込み即決しました。



「愚か者」と書く「愚者」ですが、「愚か者」と呼ばれている人のほうが、人間らしいのかもしれません。愚者は、占星術の惑星である「火星と冥王星」の影響を受けていますので、「本音で生きることの素晴らしさ」を語ってくれています。とはいえ、なかなか本音では生きられない現在社会。番号を持たない「0」「無」だから心惹かれるのかもしれません。


でも今の世の中、『愚者』になりきるには、かなりの勇気がいりますよね。



タロットカードには、たくさんの人物が登場しますが、皆様は、その中のどの人物に当たるのでしょうか。現在、タロットカードを深く学びたいと考えてくださる生徒さんを募集しています。ご興味のある方は、ご連絡ください。


それではまた。ごきげんよう。


皆様の今日もさらりさらりゆるりゆるりとお過ごしくださいますよう。


霊観占い大幸(合掌)