さて
前回からまた
随分間が開きました

もう12月なのに
11月頭の話をしようとしてます

……それには色々ありまして

……職場で色々ありまして

私は
精も根も尽き果てたのです

それはまた
「ノンフィクション風」
の別の話として書きます


うさぎ島で
うさぎ達に癒されながら
一周4キロ程の島の中を
徒歩でめぐった私たち

このうさぎ島は
昭和2年から陸軍の管理下に置かれ
「毒ガス製造」の島だったようです

昭和4年から終戦まで秘密裏に作られ
機密保持のため13年には島自体が
地図から消されています

地図に無ければ
知りようがないですね

毒ガスの貯蔵庫は大きくて圧巻
この穴に10トンのタンクがあって
イペリットという液体毒ガスを
貯蔵してたらしいです



砲台跡はコンクリートの
土台だけが残ってました
日露戦争の時は
この上に鉄の砲台が
乗っていたんでしょうか
なんなんでしょうか
砲台は撤去され
その後毒ガス貯蔵庫に
変わったそうです


地下兵舎


どなたかの記事で見たんだけど
確かにラピュタ感がじんわり

ここでみんなが
過ごしていたのかと
拙い想像力を働かせてみる

だんだん視界がぼやけてきて
目から何か落ちそうになったので
想像力をシャットアウトしました


発電場跡は
毒ガスを作る為の電力を
供給するための施設だったようです
島の中で1番大きな建物です



窓枠は歪み
外れたままぶら下がり
割れたガラスの破片が
枠に残っています



やっぱり
戦争はダメです

ただただ悲しい

とにかく悲しい


息子は
高校の社会の授業で
先生に三択で質問されたらしい

「今にも戦争になりそうな時どうする?」
①攻撃されたら攻撃する
②攻撃される前に攻撃する
③とにかく話し合う

①を選んだ人は
始まらないかもしれない戦争を
誘発する必要はないと
考えたかもしれない
②を選んだ人は
戦争から逃げれないなら
端から戦うべきだと
考えたかもしれない

①と②を選んだ人は半々で
先生は
「そうだね」
「一方的にやられては居られないね」
と言ったらしい

③は2人だけで
そのうちの1人は息子だった
先生は
「実際は難しいかもしれない」
「でも先生はあなたたちが好きです」
と言ったらしい

私も同じ考えで
今までそんな話を
息子と何度かしてきた
きっと甘い考えなのだろうと思う

でも
③を選んだ息子を
誇らしく思う

やっぱり
戦争はダメなんですよ