~~ このブログでは、fujikoが日頃思っている事、
感じている事などを、勝手気ままに綴っています ~~
私には、いわゆる反抗期という時期がなかった気がする
父親を小学5年生で亡くし、
その後は、母と妹二人の4人家族
お寺の娘で,お嬢様として育ち、
結婚してからはずっと専業主婦だった母
そんな母が、幼い私達3姉妹を育てるために、
慣れない都会に引っ越し、
そして、慣れない小料理屋で、
夜遅くまで働いていた姿をずっと見ていたので、
母に対して、ほとんどわがままを言った事がなかった
言えなかった
長女だったせいもあるが、
「私がしっかりしなくては」と自分にプレッシャーをかけ、
母に甘える事ができなかった
妹たちは、”好きなものを好き”、
”欲しいものを欲しい”と言えていたけど、
私は常に大人の顔色を伺い、
「こう言えば、きっと相手は喜んでくれる、
ホッとしてくれるだろう」
そんな事を、常に考えて発言する子供だった
それで今でも、相手の心を読んで、
相手が望むだろうことを言うようになった
なので、上手に甘える事ができない![]()
だから、苦労している母に対して、
反抗するなんて考えられなかった
「子供が反抗期で」とか、
「一度は通る道だから」とか聞くと、
”反抗できるなんて、羨ましい”と思ってしまう
反抗できる環境にいる事は、
私にとっては贅沢なこと
何の不満もない、すごく幸せな家庭の子供でも、
反抗期はある
だけど、大変な環境にいる子供は、
反抗する事もままならない
親の大変な思いを分っている子、
もしくは、親のいない子にとっては、
反抗期と言うのは、きっと贅沢な事だと思う
