~~ 私は今までに、国内外、数々の旅行に行きました
特に国内は、仕事・プライベート合わせて、
47都道府県、全てに足を踏み入れています
海外の旅では、楽しい思い出とともに、数々の失敗も・・・・
そんな中で、特に思い出深い旅の記憶を、
時々、書き連ねていきたいと思います ~~
マドリッド市内観光の後に立ち寄った土産物店で、
全員集められました
そして、添乗員さんから悲しい報告
「実はまだスーツケースが見つからず行方不明なんです」
美術館巡りや市内観光の時、
現地ガイドさんが中心になって、案内してくれていましたが、
実はその間、私たちの添乗員さん(30代女性)が
必死になって空港などに行き、問い合わせをしていたようです
どうも、私たちのスーツケースは、
ヘルシンキからドイツやオランダ、フランス方面にいってしまったらしい
ヘルシンキ空港に残っていたのなら、まだ良かったのですが、
そんな色んな国々に運ばれてしまったため、
今日も多分届かないでしょうと言われました
集められた全員、打ちひしがれ、
沈痛な面持ちで、「薬がないから困る」とか
「着替えがなくては、寒い」などと訴えていました
そんな時、私の彼はスッキリした顔でトイレから戻って来て
(このお店についた途端トイレに行ってました
)
「どうした、どうした?」と呑気に聞いてきます
私が添乗員さんから聞いた話を説明している途中で、
また彼が、「あれっ、バッグがない」と言い出し、
あわてて、トイレへ戻っていきました
持っていたショルダーバッグ(ポーチ)をトイレに置き忘れてきたようです
私は、多分日本人観光客ばかりのお店なので、
絶対大丈夫と思っていましたが、
彼がトイレから戻って来て、
「やっぱりバッグがなくなってる」と言い出して大騒ぎに
添乗員さんが、慌てて、彼と一緒にトイレへ行きました
そして数分後、彼が嬉しそうにバッグを持って帰ってきました
もちろん、中に入っていたお財布やパスポートも全て無事でした
どうも、彼は探しに行った時、
慌てて自分の入っていた個室ではない場所を探していたらしい
添乗員さんが、全部の個室を探して、
彼のポーチが棚に乗っているのを見つけてくれました
歳をとると思い込みは本当にやっかいです![]()
それ以来、彼はどんな時も(トイレも食事中も)
このショルダーポーチを首からぶら下げています![]()
歳をとると、首からぶら下げるものが増えていきます![]()
この後、ホテルに戻り夕食を食べた後、
添乗員さんから教えられた近くの大型モールへ
その間添乗員さんは、また空港へと探しに行きました
本当に添乗員さんは大変です
荷物がまだ戻らないとなると、着替えやその他、
化粧品、洗面用具など
もろもろが必要になってきます
その大型モールには色んな店舗が入っているので、
良かったら行って調達してきて下さいと言われました
「購入したものは、レシートをなくさないように」とも言われました
多分、旅行保険の付帯に携行品損害を付けている場合のみ、
保険でその金額が補填されるらしい
私たちは、20万円までの保証付きに入っていました
8時半頃、ホテルから20分近く歩いた場所にあるモールに到着
確かに中には、たくさんのお店が
私はさっそく、ちょっと高級そうな日本人向け無添加化粧品店へ行き、
スキンケアやヘアケアセット、
そして、他の店でパジャマ代わりのルームウェアや下着も購入
(昨夜はパジャマがないので、下着にTシャツで寝ました)
それから、ZARAを見つけ(スペインが本店ですよね)
そこで、色々と試着して、
厚手のお洒落なジャケットやTシャツ、靴下、インナーなどを購入
最後にドラッグストアで、歯磨きセットやボディクリームも
しめて10万万円くらい![]()
でも、私よりもっと強者が
バーバーリーでトレンチコートを買った女性もいました
さすがです![]()
彼はと言うと、H&Mで購入したバーゲン品のTシャツと
3枚セットの靴下と3枚セットの下着、
そして歯磨きセットのみ
全部で20ユーロ(3,000円位)
「ひょっとして、保険金が戻らないかもしれないから」
本当に気が小さい男です![]()
ホテルに戻り、さっそく購入品を広げていると、
何だか部屋の外が騒がしい
廊下に出てみると、なんと全員のスーツケースが戻ってきました![]()
添乗員さんがずっと空港に通い、クレームを入れ続け、
「早く、早く」とせかしていてくれたらしい
買ってきたものは無駄になりましたが
(でも、必要なものばかりなので、無駄ではないですね)
自分のスーツケースが戻り、本当にホッとしました
もちろん、帰国後、手続きをして全額戻って来ました![]()
彼は、「こんなことなら、せめてZARAで買えば良かった」と
貧乏性な自分を後悔してました![]()
私のスーツケースはドイツのフランクフルトに行っていたらしい
傷だらけになって戻ってきました
更に判明したことが
ヘルシンキでなかなか飛行機が飛び立たなかったのは、
超満席でたくさんの乗客と過剰な荷物、
そして向かい風の影響で、このままでは飛行機が飛び立てないと判断し、
大量の荷物を敢えて搬入せず、空港に置き去りにしたらしい
その事を機内でアナウンスしていたようです
その後、どうしてそれらの荷物が各国へ行ってしまったのかは不明
いずれにしても、日本では考えられない事です
やはり、海外にいくなら直行便がいい![]()
スーツケースが戻ったのが11時頃
この日も寝るのは遅くなりました