憧れの短大に入学したのはいいけれど、
何か違う、と思い続けて3ヶ月程たった頃、
大学(4大)へ転入する、という選択肢があることを知りました
この四大というのは、通っていた短大との系列大学
もちろん私立ですが、地元ではかなりの有名校で、
昔の私からしたら、高嶺の花の大学
偏差値も高く、多分普通に受験(共通一次とかで)したら、
受かりっこない所です
短大を卒業してから、大学の3年に編入試験を受ける事ができる事は知っていました
けど、この短大で2年間無駄に(決して無駄ではないと思うけど、この頃はそう思っていました)
過ごす事が苦痛に思えていて、
この制度を知り、もっと詳しく知ろうと、短大の先生に確認しました
すると、「そういう事もできます」という返事
そして、
「ただ、短大を卒業してから大学3年への編入なら、○○さんなら推薦で行けますよ、
だけど、転入試験となると、一般枠しかないので、転入試験を受けなくてはいけないし、
合格枠が少ないので、かなり難関になります」
と言われました
でも、この頃の私は、このぬるま湯の様な短大での生活から、
一年でも早く四大に行って、とにかくバリバリ勉強したい、
という欲望に駆られていました
いつしか、「大学卒業」という学歴を得る事より、
「大学で勉強する、したい」という気持ちに変わっていた
そういう風が、私に吹き付け、後押ししてくれていました
それで、一も二もなく、「転入試験を受けたい」と、先生に相談して、
受験のための色々な資料を取り寄せてもらいました
私は、今やっている経理という仕事の基本を知り、
そして、もっともっと知識を身に着けたいと、「経営学部」への転入を決めました
試験は2月
各学部の合格者枠は ”一人”
そして、転入試験の科目は、
英語
国語(古典含む)
経営学に関する小論文
さあ、これから、この試験に向けて、どう立ち向かうか
不安と、ワクワクがたまらず、
でも、短大もあと半年と思うと、
ここでの生活も愛おしく、またクラスメートも可愛くて、
短大での残りの時間も、大切にしようと思ったのです
仲の良かった先輩の社会人の方と、
同期の社会人の24歳(元看護士)の子だけには、
受験する事を話しました
24歳の子は、
「後一年、一緒に過ごせない、一緒に卒業できないの」 と、
すごくショックを受けていました