HSPに関する書籍はたくさんありますが

私が主に指針としているのは

 

『HSPの心理学 科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」』

著 飯村周平

 

 

この本でのHSPの定義は(IV)

 

・環境感受性という特性がとても高い人たちを表す言葉

・環境感受性とは、ポジティブとネガティブの両面の環境からの影響の受けやすさ

 (環境からの情報を処理したり気づいたりする傾向)を表す特性

・したがって、

   HSPはポジティブとネガティブの両方の環境から

「良くも悪くも」影響を受けやすい

    という特徴がある

 

としています。

 

 

これは

HSPを「繊細」「生きづらい」「才能」というラベルではなく

気質とその対応について

ニュートラルに捉えています。

 

 

自身の実感としても

確かに

日々の小さな出来事でとても幸せを感じることができるし

 

反対に

日々の小さな出来事にくよくよ悩んだり、気にすることも多い

です。

 

 

このようにニュートラルに捉えられると

繊細さを隠したり、抑圧することなく

生きづらさを周りに伝えて気を使ってもらうことでもなく

才能という優越感で対処しようとするのでもなく

 

ポジティブな部分はそのままに

ネガティブな反応に対応することを学ぶ必要があることが分かります。

 

 

ここでもう一つ

心理教育的介入から恩恵を受けやすい(P80)

ということも書かれており

 

どうして、自分がこんなにも

心理学的な学びに没頭するのかも

とても納得がいきました。

 

思考や感情、コミュニケーション

レジリエンス、マインドフルネスなどについて学んだことは

HSPの気質と付き合うためにも

とても大切だったのだと

改めて思いました。