私の生きづらさや

自分の取り扱いについて

学んできたポイントとして

 

摂食障害とHSPがあります。

 

 

今日はその中の摂食障害について話していきます。

 

摂食障害との折り合いは

精神科医の水島広子さんの著書が

とても役立ちました。

 

摂食障害は

10代のころからなので

20年以上の付き合いとなります。

 

初めは体型を気にして

食事をほとんど摂らずに

朝のミルクティーと野菜のみの生活

 

若い時期だったので

やはり、身体が悲鳴をあげて

過食へと

 

折り合いがくつようになってきたのは

ここ最近です

 

 

水島広子さんの本では

「摂食障害から学ぶ」

「病気はただ治しているだけではもったいない」

「病気になったということは

生き方を見直すチャンスを与えられたということ」

「人生のそのタイミングで学ぶべき事があった」

 

と位置付けています。

 

 

また、

「拒食になりやすい人」

「過食になりやすい人」

の説明を理解するだけでも

 

常識や

摂食障害の自分を責めたり

何とか止めようとする意志の力ではどうにもならなかった

摂食障害を紐解くヒントが

たくさん詰まっていました

 

 

・摂食障害になる人は全般的に自分の気持ちを話すことが苦手

・話すことが苦手な3つの不安

 1、自分の気持ちが他人にどう思われるかという不安

 2、自分の気持ちを話すことによって起こるトラブルへの不安 

 3、自分の気持ちを打ち明けることで、人との距離が近くなることが怖い

⇨人と意見を交わすことで、問題を乗り越えたり、深い関係をつくったりした経験がないので

 「意見の対立=関係の崩壊」と考えてしまう

 

*まさに私の考え方でした

体型や他人の目を気にしすぎることが原因だと思っていましたが

そうか、自分の気持ちを話し、コミュニケーションを育むことができないことが大きく関わっていたのかと

とてもびっくりしたのと同時に

とても納得のいく内容でした

 

 

また

○拒食:それまで「自分一人で努力すれば何とかなる」というルールの中で暮らしており

    そのルールが崩れたときに発症しやすい

    気持ちを話すことができないので「拒食」のときも不安を一人で引き受ける

    ⇨「何でも自分一人の努力で乗り越えなければならない」という価値観から

     「人の力も借りながら、できることをしていけばよい」という価値観への転換

 

○過食:「心配性」

    結果を怖れて自己表現をしないと、ストレス要因が解決しないまま行き詰まり

    不安・無気力・罪悪感・絶望感が高まり

    その結果として、過食で自らを麻痺させる

    過食症患者の行き詰まり感は、

    コミュニケーションスキルの不足によるところもあるのだが

    本質的には「不安だから言えない」

    ⇨その不安を和らげながら、実際に相手に伝えて状況を変える

     という体験を繰り返す(安全な環境が大切)

 

 

どちらも、とても腑に落ちるもので

私が摂食障害との折り合いがだいぶついてきたのも

このような学びによって

病気の位置付けを学んだことや

 

やはりずっと続けていた

思考、感情、身体、コミュニケーション

への学びと実践が

とても役立ちました。

 

 

*参考文献

焦らなくてもいい!拒食症・過食症の正しい治し方と知識(水島広子)

摂食障害の不安に向き合う 対人関係療法によるアプローチ(水島広子)