男女や仲間間における
嫉妬心について書きました。
今回は、主に男性向け、
または広い意味での嫉妬心について
書いてみます。
嫉妬心というものは、
どんな人間にも備わっています。
なぜなら、
人間は神様によって創られていますが、
その人間の生みの親である
神様ですら、
嫉妬心があるからです。
旧約聖書にも、
「我は妬む神なり」
という記録があります。
これは、
邪神と呼ばれる悪いものを
誤って崇拝しないように
語られた言葉ではありますが、
いかなる理由にせよ、
神様であっても
嫉妬心が存在することを意味します。
ですから、
神様のDNAを持つ人間に
嫉妬心があるのは当然です。
しかし、
嫉妬心自体はけして
悪いものではありません。
なぜなら、
嫉妬心は、人間を向上させる
エネルギー源になるからです。
プロ野球の野村監督は、
長嶋茂雄に嫉妬していました。
本人も語っているように、
その嫉妬心がエネルギー源となって、
長嶋茂雄に匹敵するほどの
数々の実績につながったのです。
これこそ、
正しい嫉妬心の使い方と
言えるでしょう。
嫉妬心が悪いものとされる
最大の原因は、
ほとんどの人が、
嫉妬心からのマイナス感情と
攻撃行動に走ってしまうからです。
もし、野村監督がその嫉妬心から、
長嶋茂雄に毒を盛ったりしたり、
殺してしまったとしたら、
これは完全にアウトです。
しかし、
だからと言って、嫉妬心そのものが
悪いのではなく、
嫉妬心をどういう行動に
つなげるかは
あくまで人間個人の意志なのです。
嫉妬心は包丁のようなもので、
包丁は、
様々な調理に必要なものである
と同時に、
人を殺すことも可能な
凶器にもなります。
だからと言って、
包丁そのものが「悪」とは
言えないですよね。
それと同じことなわけです。
また、嫉妬心が芽生えるということは、
そこに関心があるという
証拠であり、
自分の中の
可能性を発見するチェックにも
活用できるのです。
スキーが上手くなりたいと
思っている人にとって、
自分と近いレベルで競っている人が
「あの人はスキーがうまいよね」
と褒められたりすると、
内心、面白くありません。
「自分の方がうまい!」
「あんなやつ、下手だよ!」
と、心がざわついたり、モヤります。
しかし、
まったく関心のない野球に関して、
「あの人は野球がうまいね」
という話を聞いても、
何も感じません。
逆に言えば、
誰かが褒められた時に、
自分の心が揺れたという場合、
自分の奥底で、
自分もそのことで他人から
評価されたい
という深層心理に気づくわけです。
その時に、
褒められた人の批判をせずに、
自分の目指す、なりたい姿を
はっきり自覚して、
努力をするなり、頑張ればよいのです。
創造神の意識は、
それを期待して嫉妬心を
人間に植え付けています。
他人が褒められて、
素直に喜べない時には、
自分の中に、
何かあると見て良いでしょう。
また、かけ離れている相手には
嫉妬しないものです。
食うや食わずの貧乏人は、
億万長者の大富豪に対して、
羨ましいなぁ、という気持ちこそあれ、
嫉妬心やライバル心は出ないものです。
あまりに差がありすぎると、
嫉妬心という形にはなりません。
と、いうことは
嫉妬心は、自分のレベルを測る
道具にもなるのです。
たいがいは、
自分より、頭一つ上の位置にいる人に
嫉妬心は芽生えます。
高校野球のピッチャーであれば、
優勝候補のライバル校のエースに
嫉妬することが多いかもしれません。
高校野球のピッチャーが、
メジャーで活躍するピッチャーに
憧れこそあったとしても、
本気で嫉妬するということは
あまりないでしょう。
逆に言えば、
もし本気で嫉妬するということは、
将来的にメジャーレベルの
ピッチャーになる
ポテンシャルがある
ということが考えられるわけです。
歌手の河村隆一さんは
幼い頃、紅白歌合戦を見て、
「なんで僕はここ(紅白歌合戦)に出ていないんだ!」
と、嫉妬していたそうです。
後に河村隆一さんは
LUNA SEA、ソロ歌手活動中に
紅白歌合戦に出場しています。
嫉妬心の意味と効用をまとめると、
以下の3点になります。
・向上心のエネルギー源になる
・自分の本心がなりたい姿を自覚できる
・自分のポテンシャルを知ることができる
最後に、以上の理由から、
嫉妬心が強い人ほど、
出世したり、成功する可能性が高い
と言っておきます。
ですから、けして嫉妬心を
愚痴、不平不満、他人の批判、自己卑下
などのマイナス感情に使わず、
自分の魂を本来あるべき姿に
磨く方向に使ってほしいと思います。