はるか古来より現代に至るまで、
睡眠中に見る夢の中には、
特別な意味を持つものがあることは
良く知られています。
「夢に導かれた」
「夢の中で啓示を受けた」
「夢の中に〇〇のヒントがあった」
といった他人の話や、
さまざまな人の逸話を、
聞いたことがある人も
多いと思います。![]()
例えば…
歴史を振り返ると、
夢の内容が重要な発見や発明の
きっかけとなった例は
数多く存在します。
有名な例を少し挙げてみます。
【ミシンの発見】
エリアス・ハウは夢の中で
槍の先端に穴が開いているのを見て
近代ミシンを発明した。
【周期表の発見】
ドミトリ・メンデレーエフの夢の中で、
元素が整然と並んだ表を見て
周期表を完成させました。
【温泉の発見】
行基菩薩は、夢のお告げで
複数の温泉の湧き出る場所を知りました。
【暗殺の予知夢】
エイブラハム・リンカーン大統領は
自分の死を悼む人々の姿を夢に見て、
数日後にそれが現実となりました。
最後の有名な話である、
リンカーン大統領の暗殺の夢は…
「危険を警告」してくれた…
というものですが![]()
後は、重要な発見や発明の時に
夢でアイデアを得ている人が
実は割と多くいる…
という一例です。
このように、潜在意識は
夢という手段を通じて、
私たちに…
「アイデア」
「ヒント」
「教導」
「警告」
「予知」
など、実に様々なメッセージを
伝えようとしてくれます。
夢の種類にもよりますので、
全ての夢がそうだとは言いませんが、
私達は睡眠中に…
潜在意識から届いた
貴重なメッセージを…
「夢として見ている」
ことがあるのです。
「起きた直後は、まだ覚えていたのに、
その後、すぐに忘れてしまった」
…という経験を
した事があると思います。![]()
強烈な印象に残るような
特殊な内容の夢の場合は別ですが、
通常は目覚めた直後のたった数分で
夢の内容を忘れてしまうものです。![]()
そこで重要になるのが、
夢からのメッセージを
逃さないため(忘れないため)
の方法・工夫です。
まず、大事なこと、それは…
目が覚めたらすぐ!に、
覚えていることを
なるべく詳しく
書き留める
ことです。
走り書きでも構いません!
(自分が後で読めるなら、何でもOK!)
そのために、
お勧めの方法は
枕元にノート(メモ帳)とペン
を置いておくことです。
(移動せずに、手が届く範囲に置くこと)
具体的には…
まだ、完全に目が覚める前の状態で
(つまり、半分夢の中の状態)
その時に覚えていることを
少しでも多く(少しでも詳しく)
一気にメモを取る!
(重要ポイントをメモして
後で思い出せそうな内容
としてメモする)
のがコツです。
完全に目が覚めた!
…という状態になると、
夢の内容を忘れてしまうことが多い![]()
ので
「ぼんやりした状態」
の間に、素早くメモをしましょう。
中には、スマホのメモ機能を使いたい…!
と思う方も、
いるかもしれませんが、
正直…
あまりお勧めいたしません。
できれば…
ぼんやりした状態でもすぐに書ける
ノートやメモ用紙の方がおすすめです。
スマホのメモ機能の場合は…
1,画面を開いてアプリを起動し
2,あまり頭が回っていない状態で、
ぼんやりしたまま…
(時にはよく見えない画面に向かって)
3,メモを取る(入力作業をする)
という動作が必要になりますが、
アプリを開く動作や、入力作業は
ある程度の注意力が必要なので…
「完全に目が覚めるきっかけ」
になってしまう危険性があります。
(つまり、目が覚める前に、
スマホのメモ帳に入力できる人なら
それでも良いというコトです)
(一番良いのは
「あなたに合った方法」で
やってみることです)
枕元に置いているノートなら
(身体を起こさずに、メモするのをお勧めします)
「寝たままの状態で…」
「ノート(メモ帳)とペンを手に取り」
「半分寝ぼけたまま」
「とにかく書く」
という状態になるので、
やるべき動作が少なくて済みます。![]()
また、ノートやメモ帳なら
自分だけに読める
汚い字の走り書きでも、記号でも、
問題ありませんし、
言葉にするのが難しい「場面」を
見た時には、
ササッと簡単な絵を描いて
メモすることも可能です。
このノートやメモ帳なら
簡単に「絵も描ける」という点が、
意外に大きなポイントに
なる場合もあります。![]()
実際に夢の内容をメモすることは、
思っている以上に難しいものです。
それを、絵で書けるなら、
その方が良い場合もあります。
ハッキリと目覚めていない
「半分夢の中」であるごく短い間に、
その時に覚えていることを
できるだけ多く
できるだけ詳しく
なるべく急いで
ノートにササッ!と
書けるようにならなければ…
潜在意識からのメッセージを
正しく受け取るのが難しくなるのですが
これは、実際にやってみると
結構、難しい!ということが
よく分かると思います。
もしあなたが…
初日から苦労なくできたら、
それは、とても適性がある!
ということなので
素晴らしいことですが…![]()
しかし、普通の場合は、
最初から上手くはできません。
何度も繰り返すうちに
「自分なりの方法」
を見つけて、
徐々に上手になり、
その内に、楽にできるように
なるのが一般的です。
ですので、1度や2度試して
うまくいかなくても、
諦めずに何度も
挑戦してみることが大切です。
人によっては、会話などが一切なくて
イメージ映像だけを
夢で見るタイプの方もいるため、
色々と試して
「あなたに合った方法」
を発見することが重要です。![]()
お勧めなのはノートですが、
(毎日の記録として残すのに良いので)
敢えて、メモ帳を使う方法もあります。
これは枕元のスペースの問題と
「ノートを開く手間」を省くためです。
この、ノートを開くという…
「ほんのひと手間」の間に
大事なポイントを
忘れてしまうことがあるからです。
1,まずは
「すぐ書ける状態のメモ帳」
に書いて、
2,その後に、ほんの少しだけ目が覚めてから
ノートに整理して書く
というスタイルも効果的です。
(ノートもすぐ傍に置いておくこと)
(起きた後に移動しないまま、メモ→ノートを書く)
ふと書いた夢の内容が、
あなたの人生を導く
ヒントになることもあります。
その時すぐではなく、
後々に役立つこともあるため、
書いた内容をなくさないよう、
しっかりと保存しておきましょう。
夢を通しての潜在意識からの、
あなたへの貴重なメッセージを
活用するためには、
まず
「覚えている内に夢の内容を書き留める」
習慣を身につけることから
始めてみてください。![]()
