表紙の少女の絵と本の分厚さに、手に取らずにはいられなかった。

感想


辞書みたいに分厚い本だったが、地の文は中学生の恒一の語りのようなもので語彙や言い回しは難しくなく、一気に読めた。


前半は読み進めても三年三組の特別な事情が中々明らかにされず、恒一同様もやもやした。

三組の「災厄」が明らかになってからも、それを止める方法は見つからず。


最後に咲谷記念館が炎に包まれてからの展開には圧倒された。


今までの何を表しているか分からない発言の伏線が一気に回収されて、紛れ込んだ「もう一人」はまさかの人物で、、、


この話の中で沢山の人間が命を落としたのだが、それに対して恒一はあっけらかんとし過ぎじゃないかと思った。


もう少し心の中の恐怖や悲しみや混乱などの感情も見てみたかった。


恒一が鳴と初めてあったときの反応から、こいつ絶対鳴のこと好きじゃんと思ったけどやっぱりそうだった笑


得体のしれない恐怖の物語の中で中学生のピュアピュアな恋心がいいスパイスになっていた。