映画化もされている人気作品です



感想


貴志祐介の作風に似ているということで初めて山田宗樹の作品を読んだが、面白くて一気に読み進めた。


テーマである不老不死に関してはまだ現実味のないSFの世界だが、日本が衰退していきこのままでは中国・韓国に飲み込まれてしまうなんていう状況は数十年後に現実になっていそうでフィクションながらも危機感を持つような気持ちにさせられた。


不老不死化の処置を受けてから105年後には必ず死ななくてはいけないという法律を受け入れずに拒否した人達のムラがあるというが、私なら永遠にいつ死ぬか分からないまま生きるほうがよっぽど苦痛だと思う。


命や体の若さに期限があるから頑張るのであって、老いもせず死にもせずじゃあぼやっとした人生になりそうだ。


裕福でもなければストレスまみれの仕事に耐えて永遠に生きていくことになるし、発狂するか絶望して自殺するかだろう。


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