
動く家、黒い影、犯人は身内?
何が事件と関係しているのかしていないのか
あらすじ
劇団「暗色天幕」一行は旅行の帰りに送迎バスが故障し、山中を歩いて町まで降りることに。
しかし大雪、猛吹雪、山の中という悪条件の中で道を間違えてしまう。
そうしてたどり着いたのが「霧越邸」。
同じく大雪で一時避難していた地元の医師と劇団員たちは雪がおさまるまでこの館でのんびり過ごすしかない。
しかし、この館の主人は顔を見せず、使用人たちは無愛想、さらにこの9人がここに来ると見越していたかのような偶然が至るところに散らばっている。
そんな中最初の殺人が起き…
警察に通報する手段を偶然か犯人の仕業なのか失ってしまい、館の主人は劇団の主催者槍中を探偵役に指名する。
感想
オカルト的要素が絡んでくるので、最初は少し拒否感があったが、事件や謎解きは謎が深まるばかりで面白かった。
外部と連絡が取れない館で1人ずつ殺されていくというベタな展開だが、ミステリーを読んでいるという満足感があり、犯人も予測がつかなかった。
あとがきのインタビューにもあったが、作者の綾辻行人はファンタジーな世界観とミステリーを両立しようと試行錯誤で書いた作品らしい。
あの館は何だったのか。
それが余韻となり忘れられない作品だった。
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