以前からニンテンドーDSはポータブルゲーム機という枠を超えたツール色が強く、実際他のゲーム機のものと比較しても学習系ソフトが多く販売されているのも一つの特徴と言えそうです。そうなった理由の一つに、タッチパネルを誰もが馴染みのあるペンというデバイスで操作する取っ付き易さが挙げられそうです。これはコンシューマゲーム業界にとって革命と言っても過言ではないでしょう。


DTM・シンセの世界でもそういった革命、という程ではありませんが、近年斬新なコントローラが製品化されています。


例えばRolandのD-BEAMコントローラ。これはコントローラ上に手などをかざす事で、センサーが手の動きや位置を検出し、その情報を音色やエフェクトの各パラメータに変換して反映させます。パラメータにカットオフやレゾナンスを設定しオーバーアクションで操作すれば、クラブなどで大盛り上がりになるでしょう。


Roland D-BEAMコントローラ
http://www.roland.co.jp/products/jp/exp/D_BEAM.html


またKORGからはKAOSS PADというコントローラが発売されています。これは従来のノブなどのコントローラで同時に2つのパラメータをエディットするとなると、当たり前ですが2つのノブを使用する必要があったものを、同時に2パラメータ操作できるようにしたコントローラです。見た目はノートPCのマウスポインタを操作するタッチパネルのようなインターフェースで、タッチする位置情報(x, y)をパラメータ値に変換することで2パラメータを同時に操ります。この商品はかなりのヒットとなり、ライブ・打ち込み問わず、またビジュアルエフェクトのエディットにも対応させた事でVJにも愛用される製品として成長しています。


KORG KAOSS PADシリーズ
http://www.korg.co.jp/Product/Dance/


前置きが長くなってしまいましたね。今回注目したいのはKORGが日本で今年7月発売予定のニンテンドーDSソフト、DS-10という商品です。詳しくは以下のリンク先を見て頂くとして、一言で言うとDS用バーチャルアナログシンセといったところです。DSとKAOSS PADのインタフェースを比較しても相性良さそうですし、KORGのノウハウが上手く生かせた製品ですね。仕組み上ループ系の音楽に向いているのでしょうが、DSの操作性と音源の仕様上の制限が、自分のいじり倒してやりたい感を非常に高めてくれます。障害があるほど燃えてしまう恋愛と似ていますね。


あとは複数ユーザーと同時演奏も可能なんだとか。やはり時代のキーワードはソーシャルネットワーキングなんでしょうか。面白い試みで良いと思います。


KORG DS-10
http://www.aqi.co.jp/product/ds10/


ちなみに、元になった製品が同社のMS-10という製品で、これはバーチャルでもなんでもない正真正銘のアナログシンセです。


KORG MS-10
http://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Museum/MS-10/


そういえば最近、DTM関連の話題が盛り上がることが以前よりも多くなったようで嬉しいですね。良い製品が出るためにはもっとユーザーが使って騒がないといけないと思うので、皆でどんどん建設的な文句を発していけばもっと使いやすい製品が出るんじゃないかと思っています。


それにしてもDSとPSPで迷ったあげくDSにして良かったなーw