人前で話をする時、
いつも、
「巻いて巻いて巻いて巻いて」
となり、
途中で終了します
たくさんたくさん
想いを込めて、
一生懸命、
準備してきて
「時間短めで!」
と
なります
いつも、
かなしくなります
でもそこで大切なのは、
自分の中にエネルギーを蓄えておくことです。
いつ何時、不意に語るべき時機が来たとして、
すぐに刀を抜けるよう、自分自身と繋がっておくことです。
さて、
被災地から、
私に会いたいということで、
訪れて来てくださった方がいましたが、
すっかり顔も名前も忘れておりました。
なんと、
今から、
五年前に、
私が人前で話して、
「続きはまた今度で」と区切られた、
その続きの話を聞きたくて、
来られたそうです
夜遅くまで熱く語り合いました
大切なことは、
心に火を灯すこと。
今日も、
お話しを
徹夜で一生懸命準備してきましたが、
聞く人は
ゼロ
全く構いません。
やり続けます。
俺の中では、
会場に立ち見が出るほどいっぱいになってる未来が見えている、
のですが、
でもやっぱり、
たった一人の人と、
胸襟を開いて喜びで関わり合える
そういう友がいることが一番嬉しいことかなと思います。
パスカルのパンセも、
マルクス•アウレリウスの自省録も
ハイデッガーの存在と時間も
未完で、断片だからこそ
それゆえの魅力があるものなのです。