『まいんどふるねす』へようこそ!
カウンセラーの みうらともえ です。
昨日の記事に関連して、
先日カウンセリングを受けられた方の事を考えていました。
その方は、頭痛やめまいといった症状があるにも関わらず、
病院で検査しても原因がわからずじまい。
医者から『不定愁訴かもしれませんね』と言われて、
私のところにお越しになりました。
いろいろとお話を伺っているうちに、
大変複雑な家庭環境の中で育ってきたことがわかりました。
自分の体調がよくないのに、
その家庭環境によってもたらされた問題も抱えており、
穏やかな見た目とは裏腹に、
心には葛藤の嵐が吹き荒れているようでした。
以前、ゲシュタルト療法の『家族ループ』
というワークショップに参加した時に、
ファシリテーターの百武さんが言われた中で、
私には忘れられない事があります。
『人が抱えている問題の中には、
その人が属していた家族自体が未完了であった
ために発生した問題、
つまり個人のものではなく、家族が作り出す問題がある』
全ての問題は自分が作り出している、と思っていた私には、
衝撃的だったこの言葉。
誤解が無いように補足するならば、
家族が作り出す問題、と言っても、
家族の誰もが『悪人』でもなければ『犯人』でもなく、
誰も『問題を作り出してやる』とは思っていません。
誰もがそれぞれに一生懸命に生きているだけです。
このことは、ワークショップでの体験を通して、
痛いほどよくわかっていました。
カウンセリングを受けにきたこの方も、この方の家族も同じ。
誰も『問題を作って苦しませてやろう』とは思っていなかったのに、
結果として、この方は『家族の作り出した問題』
にとても苦しまれていたのです。
そして一緒にエンプティ・チェア(ゲシュタルト療法のひとつ)
のワークをすることによって、この方は、
この問題について、自分が担っていた役柄に気づかれました。
それが、
『家族の問題全てを、個人の問題として、
自分一人で背負う』という役柄です。
『家族が作り出した問題』なのに、です。
もちろんそのまま『役を続ける』選択肢もあれば、
『役を分担制にする』ことも可能なのです。
私達はあまりにも無意識に『役を演じ』ていて、
私やこの方のように、それに気づかないこともあるのです。
自分の役柄を決めるのは自分、なのにね・・・
明日の雨が、恵みの雨でありますように![]()