【見応えあり!佐伯祐三展】2023-5
 
東京では18年ぶりの回顧展だそうです。
確かに、佐伯祐三の複数作品を一度に見ることはあまりない気がします。
 
100点以上ということで、想像以上に見応えありました。
 
予定の隙間にうまく入れられ、ウォーキングの歩数も稼げたウインク
 
超お久しぶりの、東京ステーションギャラリー

 

 

JRの東京駅直結ですが、東京駅降りてから迷った爆笑丸の内北口改札前(地下改札とは別口笛

 
(個人的に印象に残った作品)
・パレットをもつ自画像
セザンヌっぽいタッチが美しい💕
 
・勝浦風景
荒々しい岩の海岸風景の迫力
 
・下落合風景(23)
ポーラ美術館蔵の高架下の風景。
 
・雪景色(32)
雪が降った翌日☃️のワクワク感が伝わってくる
 
・煉瓦焼
モラン滞在三週間で30点描いた中の集大成の一作。空のブルーが印象的
 
・郵便配達夫(140)
佐伯祐三というと、真っ先に思い浮かぶ作品。作者の情熱の炎を感じました(闘病中最晩年の作)
 
 
年代により作風も変わるので、年代別の並べ方が好感度高く。
全体的には、1回目のパリ滞在時代が好みでした。
 
特に重要文化財には選ばれた作品はないみたいで、そこはちょっと意外かも。
 
ほぼ同じテーマの複数作品展示は、回顧展ならではの贅沢企画。
 
30歳で亡くなっており、パリに立つ直前に関東大震災で準備した荷物全焼など、波乱の人生。
 
今回は、かなり広範囲の施設から貸出されており、贅沢な回顧展。落合に住んでいた縁なのか、新宿区(落合第一小学校)とかびっくりびっくり学校の校長室や玄関に飾ってあったら凄い。
 
アーティゾン美術館のほか、ポーラ美術館蔵の 作品に好みなものが多く。次回の箱根訪問で、ポーラ美術館に足を運べるか要検討。箱根の中でも、けっこう奥なんですよね~。前回は乗り鉄旅だったので、バスで通過しただけ笑い泣き
 
個人蔵も多数。
 
著名な画家の作品を所有し、回顧展で「個人蔵」として貸出とか憧れますけど、まあ、セキュリティとか空調を考えると、美術館で楽しむのが合理的ニヤリ個人蔵ながら、美術館寄託という絵もありました。
 
額と絵の取り合わせや、並べ方も毎回見入ってしまいます。
 
●東京ステーションギャラリーのこと
東京ステーションギャラリー、訪問はいつ以来かしら。開館(1988年)当初に数回行ってるはずで、数年前のリニューアル後はもちろん初めて。
今回は、当日売りで待たずに入れました。
 
ふだん足を運ぶ美術展よりも、心なしか男性が多かった気もします。年齢はわかばよりも上世代が多めですが、アーティスティックな若い方もお見かけしました。
 
東京ステーションギャラリーは、建物(東京駅)そのものが、重要文化財。古い部分を変に直さずラスティックな感じが素敵でした。

 

 

 

 

 

木レンガというそうですが、レンガに挟まれた木の部分が焦げています。調べてみたら、やはり太平洋戦争末期、1945年3月10日の東京大空襲で焼けた跡だそうです。

 

身内が東京大空襲に遭ってますので、これは身につまされます。

 

参考記事:

開業100周年、東京駅10のトリビア(後編) 

 

 

 

 

 

 
美術展は、展示内容はもちろん、どの美術館かも大事なポイントだなと思います。
 

東京駅の改札出ると、この美しいドームが迎えてくれますラブ

 

 

物心ついたときの東京駅は、その空襲の補修で二階建てだったので、そのイメージが強いのですが、今のオリジナルに近い三階建ての東京駅は威風堂々、カッコいいですよね。

 

昨年来、丸の内と八重洲付近の美術館に度々足を運んでおり、この東京ステーションギャラリーも気になる存在でした。

 
定番以外の美術館にも、今年は足を運びたいと思っています。
 
2023年も、魅力的企画がいっぱいで、美術館訪問は月一回ペースだと、足りないかも~
(嬉しい悲鳴笑い泣き