2021年8月6日。
WFHの特権で、76年目の広島平和記念式典に合わせて黙祷しました。
今年の平和への誓い(地元の小学生が述べます)で、印象的なフレーズに出会いました。
「本当の別れは、
会えなくなることでなく、
忘れてしまうこと」
不思議と心に響きました。
ああ、そうかもしれない、と。
当時を知る世代は、既に80歳を越えています。
リアルに体験した人は、減っていくばかり。
ただ、救われるのは、広島の平和記念式典は、毎年中継があります。
ここだけの話、ちょっと羨ましいところもあるんです。
東京都の春季慰霊大法要(東京大空襲)、秋季慰霊大法要(関東大震災)は、墨田区の横網町公園内の東京都慰霊堂で毎年行われるんですけど、これは特に中継もありません。
当ブログでは何度かご紹介していますが、3/10の東京大空襲で、わかば親族が亡くなっています。でも、東京大空襲のこと自体を知らない方も多いかと。
更にここ10年ほどは、東日本大震災と被って一緒に扱われたり、そもそも影に隠れて報道も少なくなる一方。
一方で、広島県では、8/6は児童の登校日なのだそう。
世代を超えて、当時の経験を次世代に受け継いでいく具体的な取り組みがなされています。
風化させない、と語るのは簡単ですが、「覚えている」ことが、その第一歩なのだと思います。
ある時は家族とテレビの前で、ある時は通勤電車の中で。ささやかながら、黙祷を続けてきました。これからも、続けていきます。
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