台風接近の合間に、今日はこちらへ。

スターバックス・コーヒー 銀座松屋通り店

実はこちら、日本のスターバックス一号店なんです。

銀座のスターバックスというと、ワンブロック離れた、銀座マロニエ通り店が有名ですが、最初に出来たのは、このコンパクトな銀座松屋の裏のお店。


8/2日で、20周年ということで、全ウィンドウに記念の装飾が!


店内にも、至る所に関連の装飾が!

オーダーは、ダブルトールスターバックスラテをマグカップで。
ちょうど店内のボードにメニューがあり、お店の方に聞いてみると、銀座松屋通り店で初めて入ったオーダーなのだとか。せっかくなので、オーダーしてみました。

20年前の初オーダーを記録してあるの?ショットを追加しているダブルのオーダーなんて、関係者なんじゃないの?と、まあ疑惑は残りますけど、でも、なんとなく楽しいですよね。

ふんわりとしたフォームミルクが、ラテにとても合っていておいしかったです。ふだんは紅茶やハーブティー、ルイボスティー派のわかばですが、スターバックスは、やはりラテなどコーヒーが美味しいかな(紅茶はイギリス系の方が美味しい気がします)。

カフェにはこだわりないわかばが、珍しくスターバックスのアニバーサリーイベントに乗っかったのには理由があります。

実は、この一号店のオープンした日を、リアルタイムで知っているからです。当時、この近くのオフィスに勤めていて、オープンから数日後には、新しい物好きの同僚と、ランチタイムに繰り出したのは懐かしい。

なにしろ、みんな初めてだから、オーダーの仕方がわからない(笑)。スターバックスに来店する客全員が、オーダーに不慣れ。そんな光景、想像つきますか?そのため、ひとりひとりのオーダーに時間がかかり、お店の外まで行列するわ、連日テレビの取材カメラの列はあるわ、という大騒ぎだったという記憶があります。

そして初期のスターバックスは、サザビーリーグが運営していたので、短期間ですが同社の株式を保有していたこともあります。

そして。

20年という時の区切りをつけたとき、20年分年を重ねたわかばが、当時の自分よりも幸せかどうか?成長したかどうか?と自ら問いたくなるのは必然です。

正直なところ、当時20年後を想像していたかというと、全く想像してない(笑)。若気の至りですね。

というのも、スターバックス上陸の一年前には、阪神・淡路大震災があり、数ヶ月後には、銀座のお隣の築地では、地下鉄サリン事件があり、生命の限りないはかなさを痛感した頃だったのです。

その時代の流れの中で、このスターバックス日本上陸の時期は、わかばが「『いつか』ではなく、生きているうちに、精いっぱいやりたいことをやっておこう」と決めた時期。自分自身の人生を、器用でなくとも歩いていこうと一歩を踏み出した時期と重なるのです。

そこからの20年は、楽ではないけれど、自分の人生だ、と胸を張って言える日々でした。想定をかなり上回る、相当に相当に波乱万丈な20年でしたけど、安定したレールの上を進むようなタイプではないし、後悔は一切ありません。まあ、たまのご褒美タイムに、スターバックスに来られるなら、かなり上出来とも言えます。更に、まわり道をしたからこそ、出会うことができた大切な友人も大勢います。

この銀座松屋通りも、スターバックスオープン当時とは、ずいぶん変わりました。以前は、割とふつうな裏通りでしたが、ここ数年は、ニールズヤード、サボン、キールズ、ラ・カスタなど、ちょっとおしゃれなお店が並ぶ、美容エリアに変身しました。時の流れに加えて、やはりスターバックスが街並みをも変えてきたと思っています。

時の流れは止められない。それでも、その中で、日々何を選んで、どう時間を過ごしていくのかは、自分で選び取ることができる。
文字にすると、なんとも薄っぺらになりますが、子育て含め、20年間もがき続けてきたわかばは、当時の自分にも、今まさに迷いもがこうとしている若い友人にも「精いっぱいを試してみようよ」と言ってあげたい。

このスターバックス日本一号店は、古い友人というか、心の友という感覚。いつも立ち寄る訳ではないけれど、大切なサードプレイス。
30周年や50周年の時にも、ここでラテを一杯楽しめたらいいな、と思いました。

Happy Anniversary♪

ありがとう、スターバックス☆