初めまして。

3男児ママで出産&産後ドゥーラ、自然豊かなイギリス・ウェールズでいのちの循環を大切にした暮らしをしているホロウェイ朋子です。

 

ホロウェイ朋子ってどんな人?がわかる《ブログシリーズ》
私のこれまでのストーリー

 

 
 

こんにちは。

 

久しぶりのブログです。

 

少し前に

ここイギリス・ウェールズの出版会社の方が

編集している本に載せたいとのことで、

 

私の日本人としてのこれまでの海外生活や

今ここでの生活を通して今感じていることを

 

インタビューしていただく機会がありました。

 

(この本の出版は来年だそう。

英語の本になりますが、

出版されたらお知らせします♡)

 

 

 

気づけば、留学期間も入れると海外生活17年。

 

このインタビューが

一度これまでを振り返って言葉にする機会となり

 

自分のことを話しているうちに

 

自分のアイデンティティや価値観が

大きく変わったなぁと感じたので

 

他の海外在住の方を応援する意味も含めて

ブログに書いてみることにしました。

 

 

 

 

 

 

特に後編の方が繊細な内容で

 

ソーシャルメディアの自動の訳で

勝手に全然意図と違うことを書かれたくないので

(よくされてる笑)

 

敢えてブログという形にしました。

 
 

 

  こんなところを転々としました

 

 

今私が住んでいるのは

 

イングランド、ウェールズ、

スコットランド、北アイルランド

からなるイギリス連合国の中で

 

一番田舎なウェールズ。

 

自然豊かで国内からもホリデー先となるところ。

 

 

 

留学と結婚してまず住んだのは

イングランド東部の

ノーリッチという地方都市。

 

夫の出身エリアでもあり

そこで3人のボーイズも出産し

10年近く住みました。

 

その後三男が1歳になる前から

2年程タイのバンコクに住みました。

 

その後夫が仕事を見つけて

ガーンジー島へ。

 

(聞いたことない方が多いと思いますが

イギリスとフランスの間にあって

観光客が来る絶景だらけの島。)

 

3年間そこに住んだ後、

根を張る地として

ウェールズへの移住を決めました。

 

 

 

 

 

 

  海外生活が始まったばかりの頃の私

 

 

ノーリッチでの生活は

3人の子育て全盛期と重なっていました。

 

大学のある都市だからか

日本人もそこそこいる(全然ロンドン程じゃないけれど)

環境の中で

 

子供を通して友人や世界が広がった時。

 

でも今振り返るとこの頃は、

 

とにかく「イギリス人」のようになろうと

頑張っていた時。

 

 

 

(イギリスは

ノーリッチの土地柄もあるかもしれないけれど、

 

アメリカやオーストラリアと比べると、

 

人種のるつぼではなく外国人とイギリス人に

境界線がある国だと感じてます。

 

ロンドンだと違うのかも。)

 

 

 

 

 

 

正しい英語を話さなくちゃとか

イギリス人がするようにしようとか、

 

学校に行き始めた長男を通しても

 

他のお母さんたちのように

振舞おうとしていた時期。

 

無意識のうちに

 

外国人の私は

「イギリス人」より劣っている、

 

彼らのようになることが目標

 

となっていました。

 

海外生活を始めた頃だったり

初めての子育てというのもあったんだろうな。

 

とにかく寂しさを感じる時が

たくさんあった頃。

 

そんな中で、私はいつも

日本に里帰りすることが

一番の楽しみになっていました。

 

 

 

 

 

 

  更に海外に出て気づいたこと

 

 

そんな中、三男が生まれた後、

タイのバンコクに住んだことが

 

1つの転機になりました。

 

自分にとっての「海外」に出たい

夫の意向と仕事や

 

日本の家族にもっと近いところに住もう

ということで

 

夫婦で決めた移住。

 

 

 

 

 

 

バンコクは私にとっては

東京みたいなところでした。

 

日本人がとっても多くて

日本人スーパーがあったり

学校やコミュニティがあったり

 

日本に住むことに憧れていた

ノーリッチ在住期があったから、

 

ついにやってみたかったことを

やっている感覚。

 

でも日本人の環境に飛び込むことで

 

自分の感覚は既に

一般的な日本人の感覚から離れていることを

感じた時でもありました。

 

 

 

 

 

 

そしてあれだけ

周りより劣っていると感じていた英語が

 

ちゃんとコミュニケーションツールとして

使えている自分にも気づいた時。

 

日本人もそこそこいるコンドミニアムに住み

日本人の友達もいる環境にいながらも

 

夫の仕事関係で

欧米人コミュニティにも

片足つっこんでいた感じで、

 

そんな中で、

言語は単なるツールだと実感しました。

 

 

 

「正しい」英語でなくても

通じればいいもの。

 

それでコミュニケーションできれば

世界が広がる。

 

そのためのツールなんだということを

体感して知った感じ。

 

 

 

 

 

 

そしてもちろん、

タイ語も

日常生活の中で触れたり学んだり

 

それまで知らなかった

タイの人たちの文化や

お国柄に触れることも通して

 

更に視野も広がったんだと思います。

 

 

 

 

 

 

  ガーンジー島へ

 

 

とっても美味しく楽しかったタイですが、

 

実際に住んでみたことで

 

私たちが住みたいのは大都会ではないことに

身体・心・魂のレベルで気づき、

 

もっと自然に触れられる場所で

子育て&生活をするために

 

夫が仕事を見つけてガーンジー島へ。

 

 

 

 

 

 

こんな島じゃ

他に日本人はいないだろうと思ったら

 

意外にも10人くらいいました。

 

今住んでいるウェールズの方が

日本人はもっと少ない。

 

ガーンジー島よりずっと大きい

ウェールズのこの県で

日本人は5人いるかどうかという感じ。

 

日常生活の中に

自分の存在以外で日本らしさはありません。

(日本食レストランとか、食材店とか)

 

でも

このガーンジー島とウェールズ

どちらの地でも

 

共通してあるのは

自然豊かな場所だということ。

 

 

 

見ると恋しくなっちゃう!ガーンジー島の青い海!

 

 

 

私にとっては

これが私らしさを感じられる場所。

 

幼少期に

田舎の祖父母の家に行くのが大好きで

 

心に残る思い出は自然の中でというのが

多かった私。

 

まるでタマネギの皮がむけるように

 

本来の私が

益々出てきているように感じています。

 

 

 

 

 

 

飛行機の経路や空港の遠さから

日本に帰りにくくなったし、

 

日本人との交流もごく稀にしかなかったり、

 

多くの日本人が好まないであろう

こんな環境こそ

ホームだと感じられているのは、

 

アイデンティティが

「地球人」に変わったからだと感じています。

 

 

 

 

 

 

  今の私のアイデンティティ

 

 

私たちはただ

この地球に属している人間の一人。

 

どこの「国」の人というよりも

そんな感覚の方がしっくり来るようになったのは、

 

自然との繋がる機会が溢れるようになったから。

 

 

 

 

 

 

そしてそれによって

 

「私は私である」という感覚も

大切にできるようになりました。

 

これまでの全ての経験が作り上げている

地球で宇宙で唯一の「私」という存在。

 

そしてそれは

 

ドゥーラとして現地で働いていることも

このアイデンティティを

強めてくれてると感じています。

 

自分がそのままの自分に自信もたなきゃ

セルフエンプロイド(自営業)

なんてやってられないもの。

 

 

 

 

 

ウェールズのこの地に来てから

対等につきあっていると感じられる「イギリス人」

 

(それぞれにバックグランドがあるから

〇〇人というくくりは

本当にしっくりきませんが)

 

の友人や仲間ができていました。

 

それはきっと

私が「私」として生きることを

許可したからなんだろうな。

 

まるごと私を「私」としてみてくれる人と

繋がれるようになっていました。

 

私も出身地やバックグラウンドに限らず

彼らを一個人としてみているから

なんだよね、きっと。

 

自分がつきあう人が

自分自身とどうつきあうのかをよく反映しているなと

ここに来てからよーく感じてます。

 

 

 

 

 

 

さて、そんなことで

やっとここまで来れた!と感じているウェールズですが、

 

でも独自の言語と文化を持っている

イギリスの中の異国ウェールズ

ならではのこともあって、

 

それがまた複雑です。

 

これについては後編で。

 

 

 

長いブログにお付き合いいただき

ありがとうございました♡
 

今日という日が

一つでも多くの笑顔に溢れる日でありますように。