初めまして。

イギリス・ウェールズ在住、3男児のママで出産ドゥーラのホロウェイ朋子です。

 

ホロウェイ朋子ってどんな人?がわかる《ブログシリーズ》
私のこれまでのストーリー

 

 

 

こんにちは。

 

イギリス・ウェールズの田舎在住

 

出産ドゥーラのホロウェイ朋子です。

 


 

新天地イギリス本土のウェールズ地方での生活にも

 

少しずつ慣れてきました。

 

 

 

朝起きるとリビングルームにナメクジの足跡が残っていること、

 

築150年越えで石でできている我が家は外よりも朝晩冷えていること、

 

携帯電波が届かないので久しぶりの家電(いえでん)というものが欠かせないこと、

 

ご近所さんの馬とロバたちへの学校行く前と帰って来た後に挨拶に行くこと、

 

キッチンに時々小ネズミが出没すること、

 

ワシやタカがその辺を雄大に飛び回っていること、

 

日の出ではなくて夕日がきれいに見えること、

 

などなど新しい「日常」に少しずつ馴染んでいっているところです。

 

 

 

新しい中学校に通うことに難しさを抱えていた長男は、

 

気付けばまぁまぁ気の合う友人ができてきたようで、

 

学校に送っていくと"Hi, 〇〇(長男の名前)"と声をかけていく子もいるし、

 

彼のレジリエンス、難しいことがあっても生き抜いていくたくましさは、本当にすごい! 

 

我が息子ながらかっこいいんです、彼。

 

ガーンジー島の友達ともちょこちょこ連絡しあうようになり、

 

それもまた彼を支えているようです。

 


 

次男三男は、バスで通学し始めました。

 

不便な田舎だからこそ、

 

家の前までミニバスというかバンのタクシーが、

 

地方政府からのサポートで送り迎えに来てくれるんです。

 

こんなところが充実しているとは予想外でした。

 

これまでどこの地でも自分が送り迎えしていたので、ちょっと違和感や心配がありつつも、

 

次男も三男もバス通学が楽しいようで、彼らの成長も感じています。

 

 

 

 

 

 

そんな中で手放すことになったもの

 

 

 

そんな風に家族それぞれに新生活に順応していっているところで、

 

手放さなくてはならないものが最近また一つありました。

 

 

 

これに名前を付ける人はあまりいないかもしれないけれど!?

 

我が家の愛車はジーノと呼ばれ、

 

ジーノって男の名前なんですが、なぜか我が家では人称はShe・Herで呼ばれています。

 

愛車って言っても、ピカピカの最新の車じゃありません。

 

 

 

ジーノちゃんとの出会いは、

 

3年程前にタイからガーンジー島へ引っ越す途中で、

 

貸しに出していた家のあったイギリス本土のノーリッチへ2週間滞在した時。

 

ガーンジー島に一緒に持っていく車を、

 

この2週間でなんとか探さなくてはならなかったんです。

 

予算も探す期間もかなり絞られていた中で、

 

偶然のようで必然的に出会えた運命の車でした。

 

 

 

何か特別なことがある車ではなく、そこそこに古い車だったのですが、

 

ファミリーカーと言う感じで荷物もたっぷり入り、

 

ノーリッチからガーンジー島を目指して一緒に南下しフェリーに乗り、

 

ガーンジー島のいたるところを一緒に冒険した、

 

私たちにとっては仲間のような存在でした。

 

たまたまだったのですが、私にとっては初めてのオートマ車で、

 

マニュアル車の時は運転への苦手感がぬぐえなかったのに、

 

運転が楽しくなり、どこにでも行けるようになったのは彼女のおかげ。

 

 

 

古めの車というのもあって、

 

後ろのワイパーが機能しなくなってしまったり、窓が閉まらない時もあったり、

 

そんなところも愛着があったのですが、

 

走行距離やスピードが限られていたガーンジー島を出て、

 

イギリス本土で運転するためには

 

色々修理・強化しなくてはならないところもありました。

 

けれど車としては機能していたので、

 

このままウェールズでも一緒に冒険し続けるつもりで一緒にやってきました。

 

 

 

けれど、ウェールズに到着してわりとすぐに、

 

政府によりイギリス本土のガソリンの種類が一気に変わることになり、

 

それは古い車では対応できないそう。

 

ジーノちゃんも対応できない古さの車。

 

 

 

環境への影響を考慮しての政府の決断だそうですが、

 

それによって、そうでなければ走れている車が大量に廃車になったり、

 

対応しない古い車でも、何かの化学的な液体を入れることで走り続けられるそうで、

 

そうやって対応している人も少なくないようです。

 

都会だったら、高めのガソリンを選べば走り続けられるそう。

 

なので、この半ば強制的な方法で

 

どれだけ環境への影響が変わるんだろうと疑問がなくもないのですが、

 

田舎では高めのガソリンを手に入れることも難しかったので、

 

ガソリンスタンドのガソリンの種類がどんどん変わっていく中で、

 

ジーノちゃんで走り続けるのか、別の車を買うのか、

 

決めなくてはなりませんでした。

 

 

 

そして追い打ちをかけるように、

 

ジーノちゃんは古いタイプの車で環境への負担も大きいということで、

 

イギリス本土の車税がめちゃ高いことがわかりました。

 

これは毎年払い続けられない。。。

 

 

 

 

 

 

私たちがいつかしたかったこと

 

 

 

行き当たりばったりで車も買ってきたのですが、

 

私たちがいつかしたいと思っていたことの一つが、

 

自分たちの車を廃油で走らせること。

 

 

 

4年程前に屋久島のエコビレッジに滞在した時に、

 

天ぷらの廃油で走る車をそこの家族が運転していたんです。

 

ガソリンに頼り切らなくていいし、廃油で走るってなんて画期的!

 

と感動して、いつか私たちもやりたいね~と夫と思っていました。

 

一般的には知られていないと思うけれど日本では「てんぷらカー」と呼ばれているそう。

 

こっちではフィッシュアンドチップスカー!?

 

こっちでも一般的ではないですが、同じように廃油で走らせている人もいるよう。

 

 

 

 

 

 

これを実現させるためには、その仕組みからディーゼル車である必要があるんです。

 

ガソリンが変わってもディーゼルはそのままなので

 

とりあえずでも買い替えるならディーゼル車と思っていたのですが、

 

これは思っていたよりも早く、この道を模索するきっかけでもあるなと思い、

 

廃油で走る車に改造しやすい車を探しました。

 

 

 

かなりマニアックで、エンジンの型とか古さとかも大事な要素になってきて、もうわけわからんところを、

 

夫がなんとか調べて、新しい車、これまたいいタイミングで見つかりました!

 

彼の名前はアイザック。(子供たち命名)

 

これまた古い車。しかもマニュアル!(私頑張らねば・・・)

 

出会った時からえくぼ(へこみ)が右頬にある子。

 

 

 

 

 

 

私たちにとっては大きな別れ

 

 

 

たかだか車のことではあるのですが、

 

子供たち、特にモノに愛着がわきやすい長男は、

 

我が家のジーノちゃんとの別れを、何夜も本気で泣くほど悲しく思っていました。

 

ここ数年、転々としてきたからこそ、

 

ジーノちゃんは私たち家族と一緒に冒険をしてきた仲間であり、

 

またそのジーノちゃんとの別れは、

 

さらにガーンジー島からの思い出を

 

手放さなくてはならないようなものでもありました。

 

これまでたくさん泣いてきた長男には更にかわいそうなこと。。。

 

 

 

ジーノちゃんが我が家を離れる前に、

 

子供たちは皆で一生懸命ピカピカにきれいにしてあげていました。

 

 

 

 

 

 

こんなに思われてジーノちゃんも世界一幸せな車!

 

私も、最後に彼女を運転した時には、

 

笑い声も泣き声も怒る声もたくさんあったこの車での思い出に、

 

ただただ「ありがとう」の気持ちが溢れて大泣きでした。。。

 

 

 

ピカピカの新車とかいうわけでもないのに、

 

ここまで車に感情移入しちゃう我が家、

 

変わっているかもしれませんが、

 

子供たちの人生の土台を作っていくような

 

こうした一つ一つの日常の出来事や決断こそ

 

大切にしていきたいとやっぱり思います。

 

 

 

そしてこの別れも、アイザックとの出会いへの後押しであったようで、

 

またここからどう進んでいくんでしょう。。。

 

まだ予算が全然読めないので、いつになるかはわかりませんが、

 

フィッシュアンドチップスカー目指していくことを、

 

忘れないようにここに宣言しておきます。

 

 

 

 

 


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