初めまして。

イギリス離島在住3男児のママで出産ドゥーラのホロウェイ朋子です。

 

ホロウェイ朋子ってどんな人?がわかる《ブログシリーズ》
私のこれまでのストーリー

 

 

 

こんにちは。

 

イギリス離島在住・出産ドゥーラのホロウェイ朋子です。


 

 

いよいよあと数日で、この島を出て次の地へ旅立ちます。

 

旅立ちが近いから、

 

先日お別れ会もありここで出会った人たちへの・からの思いが溢れましたが(その時のブログは→こちら)、

 

このガーンジー島という場所にも思いが溢れる日々を過ごしています。

 

なのでこの溢れる思いを、

 

ガーンジー島ってこういうところ!(私の独断と偏見でニヤニヤ)というのを

 

島へのラブレターのつもりで

 

自分のスマホで撮ったそのままのこの島の写真と共に、綴りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

1.地名が読めない

 

そもそもガーンジー島(Guernsey)ってどこなのかというと、

 

イギリス本島の南、フランスに近いチャンネル海峡にあります。

 

ここよりも隣のジャージー島の方が知られているかもしれませんね。

 

ジャージー牛乳のジャージー牛がいるところです。

 

本土まで飛行機で1時間しないくらい。高速フェリーで3-4時間程。

 

イギリスよりもフランスまで行く方が近く、お天気の良い日にはフランスの対岸が見えます。

 

イギリス離島と言っていますが、

 

厳密にいうとUnited Kingdamには入っていなくて、「王室属領」。

 

でもEnglandには入っているとか?

 

イギリス国内のようでイギリス国内ではない、不思議なところです。

 

 

 

ちなみに、ここ独自の国旗(島旗?)があり、

 

Guernesiaisと呼ばれる独自の言語もあるんです。

 

ガーンジー風フランス語みたいなものらしいですが

 

歴史的には今のフランス語より古い言語で、第二次世界大戦後に英語の方が主流になったそう。

 

そして今では絶滅の危機にある言語だそうです。

 

 

 

 

そんな背景もあってか、ここの地名はフランス語が多いんです。

 

でもその発音は、フランス人の友人に言わせるとフランス語とは異なるそう。

 

我が家が呼んでいる地名も他の人たちと話していて呼び方が違った、なんてこともよくあります。

 

というか皆そもそも、よくわからないけど好きに呼んでいるという印象(笑)。

 

地元の人の苗字もフランス語のような苗字の人も多く、

 

学校の先生の名前をなんと発音するかわからないこともありました。

 

 

 

 

 

 

2.道路が狭い

 

私はイギリス本土で車の運転免許を取ったのですが、

 

本土は高速道路や何車線もある大きな道路があり、

 

私はそういう道路はドキドキしちゃって毎回運転するのがちょっとしたハードルでした。

 

でも、この島に来てから車を走らせるのが楽しくてしょうがない。

 

どこを走っても可愛い田舎な風景が広がり、海の色んな景色も見えて楽しめるからというのもありますが、

 

高速道路や広い道路はなく、

 

時速40マイル以上出すことがないから!

 

運転に自信もつき、やっと車を運転することを楽しめるようになりました。

 

 

 

でもその代わり、道路が狭いんです。

 

着いてすぐは、地図ではメイン道路なのにそれに気づかないくらい小さい道路で何度も道に迷ったり、

 

人の家の前のドライブ(車を停めるのに入っていくその家所有の道やスペース)に、

 

反対側からやってくる車をよけるために少し入ってもいいんだとか。

 

そんな狭い道を大きなバス(といっても本土より小さめのバスだと思いますが)も走るので、

 

歩道にタイヤを乗り上げて走ることもよくある光景。

 

島ならではで何でもありという感じですね。

 

そんな風に狭いので、サイドミラーがとれている車を本当によく見かけます(笑)

 

あとそうやって道路が狭いので町近辺は駐車が大変!

 

我が家は駐車場がなく路上駐車をしなくてはならないので、

 

停めるスペースがなくてぐるぐると近所を走らせることは何度も。

 

苦手な縦列駐車も得意になった!

 

と言いたいところですが、それは相変わらず苦手です。。。

 

 

 

 

 

 

3.物価が高い!

 

こちらのスーパーマーケットで買い物をするようになって何ヶ月か経ってから、

 

この島は消費税なしだということを知りびっくりしました。

 

というのも、消費税がかかってないのに気が付かないほど、ロンドン並みに高い物価だったから。

 

島だから、島外から入ってくるものに頼っているところも多い、というのもあるんでしょうね。

 

あとはイギリス内ではリゾート地のような位置づけでもあるので、

 

ここ出身でなくてこの地に家を買うというのも高いです。

 

そしてコロナの影響もあり、その値段も家を借りるのも更に高騰しているようです。

 

 

 

あ、でも獲れたての魚介類は道端で安く売っていたりします。

 

 

 

4.ビーチの数は30以上

 

海に囲まれているだけあってビーチは本当にたくさんあります。

 

砂浜が延々と続くビーチだったり、岩場のビーチだったり。

 

それぞれのビーチがそれぞれの表情を持っていて、

 

どこに行っても楽しめます。

 

更に、潮が引いたら、

 

岩場のビーチがその先に砂浜が続くビーチになったり、

 

歩いて渡れる島にアクセスできるようになったりと

 

潮の満ちひきでその表情もまた変わる。

 

だから自然が好きな人にとっては、本当に飽きないところです。

 

私たちもあと5年いても飽きることはなかっただろうな。

 

 

 

 

 

 

5.気候はイギリス本土より若干暖かい

 

イギリス本土より南に位置しているということもあり、本土よりは少し暖かいかなと思います。

 

とはいってもやっぱりイギリスな気候です。

 

夏は蒸し暑くはならないし、期間は短いですが最高に気持ちがいい季節。

 

冬は、5年1回くらいしか雪が降らないそうで、

 

今年もイギリス本土では積雪があった時にこちらは少しチラついた程度。

 

東京の冬と気温は変わらないと私は感じていますが、海風がすごいです。

 

冬は海からの冷たい風がびゅんびゅん吹いて、体感温度は実際の気温より低いです。

 

あと雹がよく降ります。海に囲まれているということも関係しているのかな!?

 

 

 

 

 

 

6.歴史的建造物がたくさん

 

この島は第二次世界大戦中にドイツ軍に占領されていたというのもあり、

 

当時の基地や見張り台が多く残っています。

 

そもそもそれらもナポレオンの時代に、

 

フランスから守るために作られたという所もあります。

 

その一方で、もっと古い時代、

 

紀元前に何かの儀式で使われた、岩を並べて作ったようなところも残っています。

 

歴史おたくの長男大興奮の歴史の宝庫のようなところでした。

 

 

 

 

 

 

7.天気予報はあたらない

 

明日の予報を見て予定をたてても、

 

全然違う天気になっていることもしばしば。

 

向こう1週間の予報なんてあてになりません。

 

翌朝になったら予報自体も昨日と言ってること違うじゃん!という感じ。

 

あと気づいたのが、天気予報のサイトやアプリは色々あるけれど、

 

わりと当たるものと当たらないものがあって、地元の人もここのなら当たりやすいと使い分けている様子。

 

でも、その時まで天気がわからないからこそ、

 

きっちりと予定をたてるよりも、

 

その時の天気に合わせて動くしかないということも教えてもらいました。

 

天気だけでなく潮の満ち引きももちろん私たちがコントロールできるものではないから、

 

予定は自然に任せることが多くなりました。

 

 

 

 

 

 

8.近くの小島も魅力的

 

ガーンジー島から小さなフェリーで、20分で行けるハーム島と1時間弱で行けるサーク島があります。

 

どちらも、車の走らない小島。

 

ホテルやキャンプ場があり、車の代わりに走るのは荷物をひっぱるトラクター。

 

サーク島では自転車をレンタルして移動します。

 

道路は舗装されていなくて土のまま。

 

ひと昔前にタイムスリップしたような感覚を味わえるところです。

 

またサーク島はその道路に電灯がないので、夜空がとってもきれいに見えることで有名なところです。

 

まるでプラネタリウムのように両手いっぱいに広がる夜空を私たちも見ました!

 

 

 

 

 

 

9.地球は美しいことを教えてくれる場所

 

私はここに来るまで、海のそばにホリデーでは行っても、住んだことはなかったのですが、

 

その魅力を十二分に教えてもらいました。

 

 

 

もちろんビーチに行き海を見たり、海沿いの絶景をみながらのクリフウォークだけでも最高なのですが、

 

海に頭まで浸かったり泳ぐことで、浄化される力がすごいというか、とにかく気持ちいい。

 

その時だけでなく、その後何時間もこの気持ち良さが続き、夜はぐっすり寝れる。

 

ひたすらそれを味わいたい気持ちで、冬でも海に入るようになりました。

 

 

 

泳ぎが得意でない私ですら、海は私たちの身体と心の健康を保つのに欠かせない、

 

まるで自然の薬のような存在になったんです。

 

(そういえば、事実、ここに来る前に住んでいたバンコクでかなり悪化した湿疹が、

 

今はもうほとんど出てくることはありません。

 

これは海だけではなく食事とか付き合い方とか色々絡んでのことだと思うけれど、

 

特にメンタルの面で海に助けられたところが大きかったと私は思っています。)

 

だから次の地も海に近いことが絶対に譲れない条件でした。

 

そんな風に私たちに全身で地球の力や美しさを教えてくれた場所。

 

 

 

 

 

 

やっぱり私にとってはこの部分がすごく大きいかな。

 

どこに住んでも、その地でしか経験できないことや出会いがあるのだけれど、

 

この島では「こんなに美しい地球に住んでいたんだ!」と教えてもらったことがとにかく大きい。

 

そしてそれは、単にお日様の出た日のきれいな青のグラデーションの海だけを指すのではなくて、

 

グレーのどんより雲の厚い日や、雨風の強い日も含めて、

 

そういう日があるからこそ

 

植物も人間もいのちが成り立っていたり、

 

だからこそお日様の輝きやパワーをより感じることができる。

 

そういうことも含めた美しさ。

 

 

 

 

 

 

「美しい」と言いましたが、

 

現実には、こんなきれいなビーチですら、こんな離島ですら、

 

プラスチック汚染は確実に広がっているのだというのを目の当たりにもしています。

 

ビーチに行く度に、プラスチックごみを見つけない日はないというくらい。。。

 

美しさを全身で教えてもらったからこそ、

 

未来のためにここからどういう生活をしていくのか、

 

自分たちには責任があることも日々感じさせられます。

 

 

 

 

 

 

きっと後からもっと色々出てくるのですが、今思いつくのはこの辺り。

 

いいところばかりではないけれど、考えれば考えるほど色々な味のあるこの島が好き。

 

この今ある「日常」から旅立っていくのはやっぱり悲しさと寂しさが溢れます。

 

でもここに住んだから気づいたこと、教えてもらったことがたくさんあって、

 

だから決めた次の行き先。

 

なのでやっぱり溢れてくるのは感謝です。

 

この大好きな島に今私が伝えたいことはやっぱりこれに尽きます。

 

「こんな素敵なところに3年間もキャンプさせてくれてありがとう!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

この島を舞台にした映画に「ガーンジー島の読書会の秘密」があります。

 

撮影されたのはこの島ではなく、対岸のイギリス本土の海沿いだと聞いたことがありますが、

 

この島の雰囲気がよく出ているなと私は思ったので、

 

味わってみたい方はこちら。Netflixなどで観れるそうです。

 

 

 

こんな素敵な島なので、

 

機会があったらいつかぜひ訪れてみてくださいね!!!

 


 

 

 


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