こんばんは。

復職して驚いたことの1つが、新規有休が付与されなかったこと。

僕に残された有休日数はわずか7.5日。

これで来年の9月まで耐えないといけない。

もう1ヶ月以上も風邪をこじらせてるけど、多少熱が出ても有休を取るのはためらわれる。

なぜなら、もっと大変な状況やどうしても休まないといけない時に有休を残しておきたいから。

例えば、今の時期ならインフルエンザですね。
いよいよ、流行期に入ったようで、子供が通う小学校や幼稚園でも学級閉鎖が相次いでいるんです。ここに巻き込まれたらもう大変!一気に有休を使い果たしそうになります。

そうならないように願うばかりですが、こればっかりはどうなるか分からないですからね。免疫力の低い僕には保険策として、数少ない有休を残しておく他ありません。

ところで、有休を使いにくいと感じているのは僕だけではないようです。普通に有休を付与されている人でも、日本人の有休取得率は50%と他の国に比べてかなり低いとのこと。


僕が勤めてる会社では、年間20日の有休が付与されます。これは労働基準法に定められているので、条件が揃えばどこも同じです。そして、有休は最大40日まで貯めることができ、40日を超えた分は年間2日分ずつ積み立て有休に移行し、それ以上の余剰有休は自動的に消える仕組みです。

この積み立て有休は、勤続10年おきに10日のリフレッシュ休暇を取る時に使うことができます。でも、10日分貯めようと思うと、40日の有休をためた状態でさらに2日以上積み立て有休に回せる有休を確保しないといけないので、最低でも5年かかるわけです。長い道のりですよね。

計画的に積み立て有休を貯めていかないと、せっかくリフレッシュ休暇が取れる権利が発生しても取れないなんて事態もあり得ます。

例えば、僕みたいに休職する前に積み立て有休を使った人、子供を持つ母親で多いのは、子供の体調不良で有休を取らざるを得なくて積み立て有休が貯まらないということ。特に乳幼児を持つ母親には良く見られることです。

こんな状況だから、自分のために、何か余暇を楽しむため、というよりはいざ何かあった時のために残しておこうという意識が働きやすくなるんですね。

日本人の多くが同じような事情を抱えてるようです。どこも同じなんだなぁと思いました。

あと、職場環境として有休を取りにくいと感じて、有休取得を遠慮している人も少なくないそうです。

僕の職場にいた過去の上司は、部下が申請してきた有休を差し戻すということをしていました。唖然としましたね。僕は差し戻されたことないですが、そんなことあるのか?何を理由に差し戻すの?職権濫用では?なんて思いましたね。

それに有休を取った部下のことを悪くいう場面もありました。

そんな状況を見たり、聞いたりすると、どうしても取りづらくなりますよね。

どこもあるあるなんだなぁ。

日本人って誠実で勤勉でって良く言われますが、それを逆手に取るような職場環境は如何なものかと思います。

ちなみに、僕の会社での有休取得率目標は40%。

日本人の平均より低い目標なんです。

あかんやん!って思うのですが、40%以上の有休取得率になると、先ほどの積み立て有休が貯まらないんですね。恐ろしいカラクリです。

従業員がもっとイキイキと働けるような環境改善課題がこんなところにもあるなぁと再確認しました。