死の予行演習 | mindforestさんのブログ

死の予行演習

滅多に起こることのない火事対する消防訓練はするのに、確実にみんなに100バーセント起こる死ぬということに対する準備をしないのは、不思議なことですね。身近なな人が亡くなった時などに、ふと自分自身の死のことが一瞬頭をよぎることもありますが、多くは他人こととして片付けてしまいすぐに忘れてしまいます。病気なって医師に告知されて初めて目前に迫りくる死の問題に取り組むのが常のようです。何も常に死について考えろと言うのではありませんが、生きる上で、この問題を心に留めることで、生きるということに深みがでてくるように思います。明るい日差しの中にいる時には、光の存在を当たり前のこととして捉えてしまいますが、例えば京都の古民家の奥に居て、暗い部屋の中で、そこに差し込む一条の光を見た時には、光の暖かみ、美しさを改めて感じます。生きると言うこと、その深みを感じるために、暗い側、死の方に立って生きると言うことは、意味のあることだと思います。境界に立って考えること、臨死臨生の考え方を、私は現代の医療の中に取り込んでいくことが必要だと思っています。敢えて誤解を恐れずに言いますと、死を前提にした医療が必要だと思います。