たまに何もかも捨てて、ただひたすら何処か遠くへ行ってしまいたくなる



何も考えず、

ただひたすら

何処か遠くへ





どうなってもいい

ただ、

何もかも忘れたいだけ





海岸線沿い

地平線に沈む夕焼け

海の向こうには何があるのだろう

冷たい潮風はそれに答えてくれない





自分がスキューバを始めたのも現実から逃避したかった気持ちがあったからだと思う

無意識にいつもそう思っているのかもしれない

社会の束縛から解放され、唯一無だけを感じる事ができる空間

そこには不快感や悩みは何もない





透き通る青、水面から差し込む光が優しく自分を包んでくれる

目を閉じて水の流れを全身で感じ


そして徐々に全身は水となり

その透明さを増していく

生命の源に戻るように



透明さを増した全身は

水面で雲一つない青い空と太陽の光を浴びながら

ただひたすら

波に身をまかせ漂い続ける



目を閉じて

ただひたすら